社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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2016年度 研究部会・グループ 部会報告 (2016年3月~2017年2月)

特設研究部会
オリンピック,パラリンピックとOR

グループ名
1. 危機管理
2. エネルギー
3. スケジューリンク,゙ロジスティクス
4. 施設・交通
5. 人の動きの数理モデル,ビッグデータ

常設部会

1. 待ち行列
2. 数理計画(RAMP)
3. 評価のOR
4. 意思決定法
5. サプライチェーン戦略

研究部会

1. 安全・安心・強靭な社会とOR
2. 確率モデルとその応用
3. 信頼性
4. ビッグデータとマーケティング分析
5. リーンマネジメントシステム
6. アグリサプライチェーンマネジメント
7. 最適化の基盤とフロンティア
8. 数理的発想とその実践
9. 不確実性環境下の意思決定モデリング
10.離散アルゴリズムの応用と理論
11.ORによる大規模インフラストラクチャー分析

研究グループ

1. 地域課題解決のOR

※問合せ先メールアドレスの◎は半角@に置き換えてください

  〔数理的発想とその実践〕 

第9回

日 時

2016年11月26日(土)14:30~17:00

場 所

大学連携センター Fスクエア 講義室706(AOSSA 7階)
(〒910-0858 福井県福井市手寄1-4-1)

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「数理的モデル化:ファジィ集合と数理生物学の差分方程式」
齋藤誠慈 (同志社大学理工学部)
本講演では,先ずファジィ集合・数の考え方,ファジィ微分方程式,およびファジィ最適化に関して述べた.次に数理生物学における差分方程式 xt+1 = f(xt),t = 0,1,2,.., に関して,宿主・擬寄生モデルを表すニコルソン・ベイリーモデル,および感染症モデルの定式化とそれらの最新の定性的結果を述べた.

 

(2) 「ID付POSデータを用いるスーパーマーケットの優良顧客の購買特性分析」
干場裕貴 (金沢工業大学大学院),武市祥司 (金沢工業大学)
ID付POSデータを用いた小売店舗における優良顧客の購買行動の分析として,購買頻度の高い「牛乳」の購買に着目した.具体的には牛乳の各銘柄をカテゴリに分類し,特定のカテゴリを購入するロイヤル顧客と複数カテゴリを購買するスイッチング顧客に分け,後者をクラスタリングすることで各々の顧客の特性の明確化を試みた.

第8回

日 時

2016年10月1日(土)14:20~17:00

場 所

サイエンスヒルズこまつ こまつビジネス創造プラザ・セミナールームA
(石川県小松市こまつの杜2番地)

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「リカレント教育における英語村(イングリッシュ・キャンプ)の実践と成果」
島内俊彦,金子宏之 (小松短期大学 地域創造学科)
近年多くの大学・高校等で英語村(イングリッシュ・キャンプ)とよばれるプロジェクトが行われている.本報告では,リカレント学生向けに試行的に実施した英語村のアンケート回答文をテキストマニングにより解析し,学生が英語村を通じてTOEICスコアが高くなくてもコミュニケーションができることを実感したことを示した.

 

(2) 「こまつミュージアム・パスの利用促進についてーモニターツアーのアンケート結果にもとづく考察ー」
金子宏之 (小松短期大学 地域創造学科)
本報告では,学内の地域貢献事業の一環として実施されたミュージアム・パス・モニターツアーにおけ る学生アンケート回答文や感想文のテキストマニングによる解析結果を示した.その中で,ミュージアム・パス利用促進のためには,
年齢が低いうちから芸術品や文化財を鑑賞する機会を重ねることが重要であると結論づけた.

 

(3)「データ科学手法の物質関連分野への応用」
林 亮子 (金沢工業大学 工学部情報工学科)
近年データ科学が様々な応用分野で注目されているが,物質関連分野でも,2011年に米国政府が物質・材料開発の短期化と低コスト化を目指すMGIを立ち上げてから,世界中でデータ科学の物質関連分野への応用が活発になってきている.本講演では関連分野の概況を紹介し,現在の取り組みと今後の展望を述べた.

第7回

日 時

2016年7月16日(土)14:30~17:00

場 所

福井工業大学 福井キャンパス 1-604 教室 (福井市学園3丁目6番1号)

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「実店舗・オンライン購買の選択要因の検討-商品特性がオンライン購買選択に与え
る影響-」
三富悠紀 (東京大学大学院経済学研究科),一小路 武安 (東洋大学経営学部),勝又 壮太郎 (大阪大学大学院経済学研究科)
本研究では,消費者のオンライン購買に,消費者の心理的特性と商品属性の影響がまだ十分に考慮されていないことに着目し,オンライン購買に関する消費者調査データを用いて,「該当商品カテゴリの購買有無とオンライン購買有無」に焦点を当てて,消費者属性と商品カテゴリ属性が与える影響をモデル化を行った.

 

(2) 「大規模社会シミュレーションの実践-シミュレーション実行管理フレームワークと実験計画-」
内種岳詞 (国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究機構 離散事象シミュレーション研究チーム)
自然災害の防災・減災などに向けた,大規模社会シミュレーション実施には,試行錯誤的分析が必要となる.本発表では,インタラクティブにシミュレーション実行が可能な大規模シミュレーション実行・管理フレームワーク「OACIS」,および,アルゴリズミックに実行・分析を繰り返す,「進化的実験計画法」を紹介した.

第6回

日 時

2016年5月21日(土)14:30~17:00

場 所

石川四高記念文化交流館 2階 多目的利用室3
(〒920-0962 石川県金沢市広坂2-2-5)

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「最適化モデリングと小規模ビジネスOR」
池上敦子 (成蹊大学 理工学部)
「すべての現場の誰もが簡単に最適化技術の恩恵を受けられる」環境を目指す視点に立ち,自身が行ってきたモデリングや,「モデルが与える解」と「実際に利用されるであろう解」との関係,そして,2012年のOR誌で提案した「小規模ビジネスOR」活動等について研究会参加者とともに議論した.

 

(2) 「集中制御型センサネットワークの最適化モデル-ネットワーク・トポロジと送信スケジュールの最適化-」
佐々木 美裕 (南山大学 理工学部)
無線センサネットワークを実用化する上で,省電力のネットワーク・トポロジとプロトコルの設計は重要なポイントである.本発表では,集中制御型センサネットワークにおいて,センサネットワークの寿命を最大化するネットワーク・トポロジと干渉による遅延が発生しない送信スケジュールを求める数理モデルについて紹介した.

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 〔意思決定法〕 

部会URL

https://sites.google.com/site/decisionorsj/

第38回

日 時

2016年10月25日(火)16:00~18:00

場 所

日本大学 桜門会館 303会議室 (〒102-0076東京都千代田区五番町2-6)

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ISAHP2017の開催に向けて」
木下栄蔵 (名城大学)
ISAHP2017の開催に向けて日本側の委員名簿と今年8月にロンドンで開催されたISAHP2016を踏襲した開催骨子を示した.まだ,開催日程に変更があるかもしれないが,当初の開催日程でスケジュール,論文募集・発表・アブストラクト発行などについて,予定を説明した.今後,開催が盛り上がるように,各委員への依頼があった.

 

(2) 「コンジョイント分析からのAHP評価値導出の試み」
杉浦伸 (名城大学)
コンジョイント分析は住環境に関するさまざまなサービス,政策等の部分効用の推計が可能であり,AHPはさまざまな代替案の全体の評価に適している.そこで,本発表では,既存のコンジョイント分析研究からAHPでの評価値導出を試みた.すでに結果が出ているコンジョイント分析研究の結果をもとに相対評価法,絶対評価等をあてはめ数値結果を導出した.質疑応答では,より多くのモデルと比較をする必要性があるとの指摘を受けた.

 

(3) 「AHPの一対比較に関する幾何学的考察」
大山口菜都美 (秀明大学)
3要素の一対比較において要素間の評価値の関係を視覚的に提示するため,三角図を用いたインターフェースが水野隆文氏(名城大学)と田地宏一氏(名古屋大学)により提案された.本講演では,支配型AHPの三角図における図形的な意味を考察し,4要素に対して三角図の代わりに四面体図を用いて評価値を一覧する際の問題点等を報告した.

第37回

日 時

2016年9月3日(土)14:00~16:00

場 所

中京大学 名古屋キャンパス 07D教室 (名古屋市昭和区八事本町101-2)

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要
(1) 「行政評価と行政経営」
佐藤祐司 (中京大学)
本報告では,自治体が行う自己評価としての行政評価に科学的な根拠を与える仕組みとして,施策の政策に対する寄与度を基に目標への接近度を定量化する評価の枠組みを提案した.その枠組みをある地方自治体の行政評価に適用して得たフィードバックを基に,実際の行政経営にどのような効果をもたらすかについて議論が交わされた.

 

(2) 「AHPにおける整合性を考慮した代替案ウエイト算出の提案」
西澤一友 (日本大学)
AHPの一対比較において,整合性が良くないと判断された場合のウエイト調整方法を提案した.従来のAHPでは整合性が良くないと判定された場合,一対比較のやり直しを行うことを推奨している.しかし,再度の一対比較は恣意的で好ましくない.そこで,得られた整合性の良くないウエイトについて,有向グラフによる整合性の判断と主固有値の値を基にした調整手法を提案した.

第36回

日 時

2016年6月28日(火)16:00~18:00

場 所

日本大学 桜門会館303会議室
(〒102-0076 東京都千代田区五番町2-6)

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ISAHPの歴史」
木下栄蔵 (名城大学)
来年12月に名古屋で開催予定のISAHP2017に向けて,スケジュール,論文募集・発表・論文集発行などについて,予定を説明した.そして,過去に開催された13回のISAHPについて,初回より参加した経緯,開催地と発表状況などを述べた.さらに今年8月にロンドンで開催されるISAHP2016についての説明をした.

 

(2) 「戦略管理会計と目標管理システム」
本橋正美 (明治大学)
管理会計の分野では,戦略管理会計が1980年代後半から重視されてきている.一方,目標管理は,人事管理や管理会計における業績管理のテーマとして研究や実務が進められてきた.報告者は,「戦略管理会計と目標管理システム」の研究・実務は,マーケティング/管理会計/情報分析のアプローチで進めることが重要であるとする.

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  〔確率モデルとその応用〕 

4部会合同研究会~確率モデルの新展開~

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会(第17回)
「待ち行列」研究部会
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会(第9回)

協 賛

日本OR学会関西支部

日 時

2016年10月15日(土) 12:00~19:00
(情報交換会:17:15~19:00)

場 所

研究会会場:常翔学園大阪センター 301+302セミナー室
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

情報交換会場:常翔学園大阪センター ラウンジ翔
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

出席者

38名
実行委員会

実行委員長: 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学)

実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 土肥 正(広島大学), 塩田茂雄(千葉大学), 堀口正之(神奈川大学), 田村信幸(法政大学), 佐久間 大(防衛大学校), 中西真悟(大阪工業大学)

テーマ
講 師
概 要
(1) 「動的セキュリティゲーム」
吉良知文 (九州大学)
都市や施設における望ましい警備計画のありかたを,警備員と侵入者による非協力ゲームと捉えて,議論する試みが近年活発である.特に,宝崎氏の動的セキュリティゲームは,巡回する警備員,物陰に隠れる巧妙な侵入者を考慮した本格的なモデルである.本発表では,侵入者の学習能力(巧妙さ)の違いに応じて3つのクラスに分類し上で,著者らの成果の一部が報告された.本研究は,神山直之氏(九州大学,JSTさきがけ),岩下洋哲 氏,大堀耕太郎氏,穴井宏和氏(富士通研究所)との共同研究である.

 
(2) “Delayed reporting of faults in warranty claims”
早川 有 (早稲田大学)
共同研究者:Richard Arnold, Stefanka Chukova and Yu Hayakawa
When a complex system is operated, it may experience multiple faults. If the system is operating under warranty these faults may be claimed for and repaired at zero or minimal cost to the consumer. However if the faults do not lead to system failure the user may find it inconvenient to claim for each repair as it occurs, and may instead delay making a report or claim until a sufficiently large number of faults has accumulated. In this talk, the speaker presented a model for the delayed reporting of faults: multiple non-fatal faults are accumulated and then simultaneously reported and repaired. The reporting process is modelled as a stochastic process dependent on the underlying stochastic process generating the faults. The joint distribution of the reporting times and numbers of reported faults is derived.

 

(3) 「動的ボルツマンマシン」
恐神貴行 (IBM東京基礎研究所)
ボルツマンマシン等の従来の人工ニューラルネットワークはヘブ則に基づいて学習するが,近年の生物実験においてはヘブ則をより精緻にするスパイク時間依存可塑性(STDP)が神経細胞の学習則として確認されている.ところが,STDPの人工ニューラルネットワークへの工学的な応用はあまり進んでいない.本講演では,STDPに対する理論的な基礎付けを与えるために,各時点に対応する層をもつボルツマンマシンを考え,層数無限の極限とした動的ボルツマンマシンの導出が紹介された.特に,所与の時系列データの尤度最大化という目的関数から導出される動的ボルツマンマシンの学習則が,STDPの特徴を有することが示された.本発表はJST, CRESTプロジェクトの成果に基づいている.


(4) 「小売業における新聞売り子問題 -時空間ホテリングモデル-」
三道弘明 (関西学院大学)
小売業においては,消費者の行動が商品の有無に依存しており,それが需要量を決定する.また,小売は需要分布に応じて仕入れ量を決定する.ここでは,消費者と小売店舗の相互に依存した意思決定問題をゲームとして捉え,その均衡解の存在について紹介された.これにより,閉店間際の在庫存在確率が重要な意味を持つことが説明された.

 

(5) 招待講演 “Raise the Laplacian curtain, and let the sunshine in!”
木村俊一 (関西大学)
ラプラス変換は,微分/積分方程式によって記述される問題を解くための古典的ツールとしてよく知られている.本講演では,数値的ラプラス逆変換に焦点を当て,待ち行列理論,信頼性工学,数理ファイナンス等の確率モデルにおけるラプラス変換の有用性とその限界について検証され,解説された.

第13回

日 時

2016年6月18日(土)13:30~15:00

場 所

上智大学 四谷キャンパス2号館11階1130a室 経済学部会議室B

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

「価値分布が変化する場合の完全情報最良選択問題について」
來島愛子 (上智大学経済学部)
完全情報最良選択問題において,選択肢の価値の分布が既知のある時点で変化する場合,とくに一様分布の最大値が減少する場合の最適停止規則について述べる.極限における成功確率や変化の時点が未知の場合の問題についても考察する.

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  〔評価のOR〕 

第72回

日 時

2016年11月26日(土) 13:30~16:00

場 所

静岡大学工学部5号館3F第1会議室

出席者

14名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ベイジアンネットワークを用いた患者意識の分析」
田中千尋 (静岡理工科大学) 
本講演では,1700名のWebアンケートを基に,医療機関選択について質問項目間にどのような関連があるかをベイジアンネットワークによって解析した結果が報告された.患者が何を基準に病院を選んでいるかが明確化され,具体的な医療情報に関する基礎的な見解が提示された.具体的には質問項目間の関係性を構造学習によって可視化し,回答者属性によって関係性の違いを明らかにし,感度分析による影響度の大きさや,特徴ある質問項目間ネットワークに対しての確率推論の結果が報告され,討議がなされた.

 

(2) 「最短距離DEAをめぐって」
関谷和之 (静岡大学) 
DEAの長所は非効率な活動に対する改善目標と効率性に関するランキングを与える点にある.効率値を与える効率性尺度は現在までに数多く提案 されている中で,実用上の観点から望ましい改善目標を与える効率性尺度が2000年前後から開発され,最短距離DEAはその代表的なものであ る.最適化ソフトウェアの目覚ましい性能向上により,最短距離DEAが抱える計算の負担も解決しつつあり,事例研究も近年頻繁に報告されてい る.本講演では,最短距離DEAに関する最近の研究動向と効率性尺度としての課題が紹介された.

第71回

日 時

2016年11月5日(土) 13:30~16:30

場 所

大阪大学大学院情報科学研究科 C607セミナー室

出席者

5名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「配分効率性を考慮した全要素生産性の評価指標及びその日本の証券会社への応用について」
趙 宇 (長崎大学)
DEA型マルムクイスト生産性指数(MI)に基づく従来の全要素生産性の分析では,配分効率性による影響が考慮されていない.費用最小化と収益最大化という経営目的の下で,全要素生産性を全面的に捉えるためには,最大利益(率)の実現を妨げるような非効率的な入出力配分を評価することが不可欠である.本講演では,配分効率性を考慮した全要素生産性の評価指標を用いて,MIのみによる分析では判明不可能な配分効率性の影響が示された.応用例として日本の証券会社の分析結果が報告され,討議がなされた.

 

(2) 「アンケートデータによる業績評価について」
森田 浩 (大阪大学)
授業評価などのアンケートによる評価では,教員の個人評価だけでなく,カリキュラム構成の評価などにも活用されるべきである.本講演ではアンケートデータを,学生個人による評価とそれらのグループであるクラスによる評価を行うため,ファジィDEAを用いてαレベルを利用する評価法が提案された.実例として,あるセミナー(60クラス学生50名)について分析し,α値を変えた時の効率値,効率的となったクラス割合,評点の単純平均値の関係などが示され,討議がなされた.

第70回 (学生発表会) 

日 時

2016年6月18日(土) 13:30~16:20

場 所

東京理科大学 森戸記念館 第3会議室

出席者

19名

発 表

東京・名古屋・浜松から学生が参加し, 以下の順で発表した.
(1) 「オリンピックメダル獲得国別評価に対する最短距離DEA適用」
南 翔太 (静岡大学4年)
(2) 「アイトラッキングを利用した麻酔科医のモニタリング評価」
池田清花 (静岡理工科大学4年)
(3) 「ISM 手法を用いた大学生の数学成績に影響を与える要因に対する考察」
董 航 (名古屋大学修士1年)
(4) 「顧客とメーカー双方からの視点を考慮したブランド評価に関する研究」
及川裕之・橋本鴻・加藤義明(中央大学修士1・2年)
(5) 「高階擬ブール関数最小化に対する階数変換法の実験的評価」
渡邊公也 (静岡大学修士1年)
(6) 「統計解析を用いたラグビー選手の評価と現場で活用できる選手評価指標の開発」
木内 誠 (順天堂大学博士2年)

表彰式

発表者には学生奨励賞が授与された.

第69回

日 時

2016年6月9日(木) 13:30~16:00

場 所

函館市地域交流まちづくりセンター 研修室B

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「Row and Column Generation Algorithm for Minimum Margin Maximization of Ranking Problems」
山本芳嗣 (静岡大学)
Considering the ranking problem of learning a ranking function from the data set of objects each of which is endowed with an attribute vector and a ranking label chosen from the ordered set of labels, we propose two different formulations and then propose to apply the kernel technique. We also propose algorithms based on the row and column generation.

 

(2) 「野球・サッカー・ラグビーの選手評価」
廣津信義・木内誠 (順天堂大学)
ORを活かした形でスポーツの現場で選手評価ができるように,野球・サッカー・ラグビーの選手に関して,選手の特徴を簡易的に評価する計算指標を作成する試みについて報告した.廣津よりDEAとセイバーメトリクスを利用した野球投手の評価,ならびにDEAを用いたサッカー選手の評価指標の作成について説明があった.また,木内より統計解析によるラグビー選手の評価と簡易評価指標の試案が示された.

 

なお,当日は北海道支部サマースクールが開催されており,9:30~11:50で以下のチュートリアル を実施した.
(1) 「DEAチュートリアル」 上田 徹 (成蹊大学)
(2) 「AHP・ANPチュートリアル」 関谷和之 (静岡大学)

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  〔離散アルゴリズムの応用と理論〕 

部会URL

http://research.nii.ac.jp/~sumita/or/

第3回

日 時

2016年10月7日(金)

場 所

京都大学 数理解析研究所 4階420号室

出席者

23名

テーマ
講 師
概 要

(1) 田島 玲(Yahoo! JAPAN研究所)
・第一部 「ヤフーにおけるデータ利活用(1) - サービスへの貢献」
Web業界では,サービスの提供とともに日々大量のデータが産みだされており,それを最先端の技術と組み合わせてサービスに活かすことが価値向上の原動力となっています.本講演では,ヤフーがこの領域にどのような体制で取り組み,実際のサービスでどう価値につなげているかを紹介します.
・第二部「ヤフーにおけるデータ利活用(2) -先進事例」
デバイス,ユーザの利用シーン,それに伴い蓄積されるデータが多様化していくなか,そこからの価値創出には様々な技術やアイデアが求められています.本講演では,Yahoo!JAPAN研究所での取り組みを中心に,今後のサービスを見据えた事例を技術解説を交えて紹介します.

 

(2) 柳浦睦憲 (名古屋大学)
「メタ戦略の今」
様々な現実問題が組合せ最適化問題として定式化できるが,NP困難問題に代表されるように,入力データが大きくなると現実的な時間で厳密な最適解を得ることが困難であるものがほとんどである.このような問題に対して現実的な時間で精度の高い解を得る実用的な解法として,メタ戦略は広く認知されるようになった.本講演では,メタ戦略の基本的な考え方を概説したのち,最近の進展について紹介する.

第2回

日 時

2016年7月27日(水)~29日(金)

場 所

京都大学 北部総合教育研究棟1階 益川ホール

出席者

84名

テーマ
講 師

(1) 7月27日(水) 10:30~17:30
「SoS 緩和による証明のアルゴリズム化」
吉田悠一 (国立情報学研究所)

 

(2) 7月28日(木) 9:30~17:00
「Slater条件から見た半正定値計画問題」
脇 隼人 (九州大学)

 

(3) 7月29日(金) 9:30~17:00
「0-1 整数計画におけるラウンディング技法」
松井知己 (東京工業大学)

第1回

日 時

2016年6月10日(金)13:30~17:00

場 所

京都大学 数理解析研究所 1階110号室

出席者

31名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「交通信号制御におけるメタヒューリスティックスの活用」
岩岡 浩一郎 (パナソニック システムネットワークス)
交通管制システムは,車両感知器の情報を通じて交通状況を把握し,その状況に応じて情報提供や信号制御等を実施するものである.特に,主要機能の一つである信号制御は,適切な制御パラメータを算出し,それにもとづき信号制御機を動作させることで交通流動の円滑化に貢献してきた.現行の信号制御方式は,制御パラメータであるサイクル長,スプリット,オフセットを順次個別に算出しており,制御パラメータ全体としての最適性が保証されていないとの懸案があった.近年の計算機環境向上の背景のもと,シミュレーションとメタヒューリスティクスを活用することで制御パラメータをリアルタイムに一括最適化する方式が開発され,実稼働している.本講演では,交通信号制御の概要を説明した後,組合せ最適化問題としてのモデリングおよび最適化計算について紹介する.

 

(2) 「非凸二次最適化の二値判別への応用」
武田朗子 (統計数理研究所)
二値判別問題に対して様々な判別手法がこれまで提案されている.本発表では,サポートベクターマシンを始めとするいくつかの既存手法について“ロバスト最適化問題を解いている”と見なせること,そしてそれらの手法の差異はロバスト最適化問題の入力である不確実性集合に現れることを報告する.また,判別の難しい(クラス間で大きく重なりを持つような)データに対して,そのロバスト最適化問題は1本ないし2本の二次制約式を持つ非凸二次最適化問題に帰着される.そこで,そのような非凸最適化問題の大域最適解を求める多項式時間アルゴリズムを提案し,その数値実験結果を紹介したい.

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  〔信頼性〕 

部会URL

http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html

4部会合同研究会~確率モデルの新展開~

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会(第17回)
「待ち行列」研究部会
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会(第9回)

協 賛

日本OR学会関西支部

日 時

2016年10月15日(土) 12:00~19:00
(情報交換会:17:15~19:00)

場 所

研究会会場:常翔学園大阪センター 301+302セミナー室
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

情報交換会場:常翔学園大阪センター ラウンジ翔
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

出席者

38名
実行委員会

実行委員長: 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学)

実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 土肥 正(広島大学), 塩田茂雄(千葉大学), 堀口正之(神奈川大学), 田村信幸(法政大学), 佐久間 大(防衛大学校), 中西真悟(大阪工業大学)

テーマ
講 師
概 要
(1) 「動的セキュリティゲーム」
吉良知文 (九州大学)
都市や施設における望ましい警備計画のありかたを,警備員と侵入者による非協力ゲームと捉えて,議論する試みが近年活発である.特に,宝崎氏の動的セキュリティゲームは,巡回する警備員,物陰に隠れる巧妙な侵入者を考慮した本格的なモデルである.本発表では,侵入者の学習能力(巧妙さ)の違いに応じて3つのクラスに分類し上で,著者らの成果の一部が報告された.本研究は,神山直之氏(九州大学,JSTさきがけ),岩下洋哲 氏,大堀耕太郎氏,穴井宏和氏(富士通研究所)との共同研究である.

 
(2) “Delayed reporting of faults in warranty claims”
早川 有 (早稲田大学)
共同研究者:Richard Arnold, Stefanka Chukova and Yu Hayakawa
When a complex system is operated, it may experience multiple faults. If the system is operating under warranty these faults may be claimed for and repaired at zero or minimal cost to the consumer. However if the faults do not lead to system failure the user may find it inconvenient to claim for each repair as it occurs, and may instead delay making a report or claim until a sufficiently large number of faults has accumulated. In this talk, the speaker presented a model for the delayed reporting of faults: multiple non-fatal faults are accumulated and then simultaneously reported and repaired. The reporting process is modelled as a stochastic process dependent on the underlying stochastic process generating the faults. The joint distribution of the reporting times and numbers of reported faults is derived.

 

(3) 「動的ボルツマンマシン」
恐神貴行 (IBM東京基礎研究所)
ボルツマンマシン等の従来の人工ニューラルネットワークはヘブ則に基づいて学習するが,近年の生物実験においてはヘブ則をより精緻にするスパイク時間依存可塑性(STDP)が神経細胞の学習則として確認されている.ところが,STDPの人工ニューラルネットワークへの工学的な応用はあまり進んでいない.本講演では,STDPに対する理論的な基礎付けを与えるために,各時点に対応する層をもつボルツマンマシンを考え,層数無限の極限とした動的ボルツマンマシンの導出が紹介された.特に,所与の時系列データの尤度最大化という目的関数から導出される動的ボルツマンマシンの学習則が,STDPの特徴を有することが示された.本発表はJST, CRESTプロジェクトの成果に基づいている.


(4) 「小売業における新聞売り子問題 -時空間ホテリングモデル-」
三道弘明 (関西学院大学)
小売業においては,消費者の行動が商品の有無に依存しており,それが需要量を決定する.また,小売は需要分布に応じて仕入れ量を決定する.ここでは,消費者と小売店舗の相互に依存した意思決定問題をゲームとして捉え,その均衡解の存在について紹介された.これにより,閉店間際の在庫存在確率が重要な意味を持つことが説明された.

 

(5) 招待講演 “Raise the Laplacian curtain, and let the sunshine in!”
木村俊一 (関西大学)
ラプラス変換は,微分/積分方程式によって記述される問題を解くための古典的ツールとしてよく知られている.本講演では,数値的ラプラス逆変換に焦点を当て,待ち行列理論,信頼性工学,数理ファイナンス等の確率モデルにおけるラプラス変換の有用性とその限界について検証され,解説された.

第15回

日 時

2016年8月4日(木)15:30~17:30

場 所

首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス会議室B
http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) “Reliability Allocation for Software projects using Static/Dynamic Software Reliability Modeling”
Yashwant K. Malaiya (コロラド州立大学)
Solving the classical Reliability Allocation problem involves identifying an appropriate cost function for with implementation choices. When we consider the reliability allocation problem for software projects, we can rely on some of techniques from Software Reliability Engineering. These include Software Reliability Growth Models along with what their parameters signify. We observe that in some cases, closed form expressions for optimal choices can be obtained. When some of the modules are reused with very low defect densities, it may require modifying the approach.

 

(2) “On the application of wavelet in software reliability assessment”
肖 霄 (首都大学東京)
In 1982, Jean Morlet who was a French geophysicist first introduced the concept of wavelet analysis. After that, the main elements have been fixed by pioneering works of Yves F. Meyer, Stephane G. Mallat, and Ingrid Daubechies. During the last twenty years, wavelet has been applied successfully in a wide range of areas, such as signal processing, data compression, smoothing and image denoising. It also gathers attention of reliability engineering community in recent years. This talk reviews the recent published papers dealing with applications of wavelets in reliability engineering. Especially, I talk about how this attractive mathematical tool was introduced into software reliability engineering, followed by some evaluation results and remaining difficulties. Challenges to be addressed are summarized for a further discussion.

第14回

日 時

2016年7月1日(金)10:30~12:00

場 所

広島大学工学部 104 号講義室(東広島市鏡山1丁目)

出席者

14名

テーマ
講 師
概 要
“My Scientific Journey and Monitorology - the Art of Observing the World”
Miroslaw Malek(Director of Advanced Learning and Research Institute, Professor of Faculty of Informatics, University of Lugano, Switzerland)
In the age of Big Data, collecting and classifying it becomes essential as some of it is transformed into information, then some of it into knowledge and finally very little of it into wisdom. We focus on the art of observing the world by humans and electronic devices such as sensors and meters that, in general, we call monitors. More than seven billion humans observe and feel the world daily and some of these observations are captured by our memory, entered by keyboards or a wide variety of sensors and meters.
I will start with human observations by sketching my personal scientific journey and share with you my observations from Wroclaw Technological University in Poland where I was mainly a student, the University of Texas at Austin where I became full professor, Humboldt University Berlin where I was Chair of Computer Architecture and finally Universita della Svizzera italiana (University of Lugano) where I direct an Advanced Learning and Research Institute in Cyber-Physical and Embedded Systems.
We then move to monitoring devices, define main monitoring objectives and pose five challenges for effective and efficient monitoring that still need a lot of research. In the age of computricity, where compute power like electricity is easily available and easy to use across the globe, and big data that is generated in enormous amounts and ever-increasing rates, the question, what to monitor and how, will become ever more relevant to save the world from flood of meaningless, dumb data, leading frequently to false conclusions and wrong decisions whose impact may range from a minor inconvenience to loss of lives and major disasters.

第13回

日 時

2016年6月18日(土)16:10~18:00

場 所

早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館 8階 819教室

出席者

20名

プログラム

16:10-16:15 開会挨拶

 

16:15-17:05
(1) 「高電磁環境下における高信頼順序回路の検討」
福本 聡 (首都大学東京)
電力変換器の小型化や高密度化に伴い,最近では主回路と制御部,あるいは主回路と周辺回路が著しく近接して実装される傾向にある.そのため主回路のパルス大電流が引き起こす近傍電磁界ノイズの影響が重要な問題になっている.本講演では,このような高電磁環境におけるデジタル回路のための新たな高信頼化アプローチについて論ずる.具体的には,現在のEMC(electromagnetic compatibility)技術と併用すること,あるいは将来的にそれを代替することを目指した三つの手法をディペンダブルコンピューティング(dependable computing)の観点から検討した例を紹介する.

 

17:05-17:55
(2) 「状態監視保全のためのマルコフ決定過程モデルと最適保全方策の構造」
田村信幸 (法政大学)
マルコフ決定過程モデル,及び部分観測可能なマルコフ決定過程モデルから導かれる最適保全方策の構造的性質について,単調性と確率順序の関係に着目したこれまでの研究を紹介する.また,連続時間と離散時間のモデルにおける結果の相違や,修理の不完全性を導入することによって現れる非定常なモデルの概要についても触れる.

 

17:55-18:00 閉会挨拶

第12回

日 時

2016年5月27日(金)15:00~17:00

場 所

金城学院大学 栄サテライトキャンパス
(名古屋市中区錦三丁目15番15号 CTV 錦ビル4階, セントラルパーク地下街10A出口前)

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

「ショックモデル・多状態システム・今考えていること」
大鑄史男 (名古屋工業大学大学院)
ショックモデルは,各種のエージングや依存性が如何にして自然に創発するかを議論する際の基本的なモデルである.又多状態システムは,従来の素朴な二状態の概念をより現実的に拡張したものであり,様々な場面での信頼性評価に応用されていると共に状態概念によるマルコフ決定過程を用いた取り替え・保全の議論に於いては基盤を成す.
本講演では,ショックモデルから始まるこれまでを振り返りながら,信頼性理論における基本的な概念と共に多状態システムに関する最新の議論までを紹介する.その上で,セルオートマトン,フラクタル,複雑ネットワークなどを絡めながらこれからの信頼性・保全性の問題を展望する.

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 〔リーンマネジメントシステム〕 

第15回
「アグリサプライチェーンマネジメント」研究部会 第7回研究会との合同研究会

日 時

2016年10月22(土)14:00~16:00

場 所

富山県中小企業研修センター 4F研修室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要
(1) 「北陸新幹線開業による加賀藩主御膳料理のブランド化・発信プロジェクト活動報告」
春名 亮 (金沢学院大学)
北陸新幹線開業による首都圏からの誘客にむけ,学術的アプローチと地元の飲食業界がプロジェクトを形成して連携をとり,ブランドとして確立していない加賀料理を正統な加賀藩主の御膳弁当として復活させるための取り組みや,首都圏を対象に加賀料理に対するイメージ調査を実施した結果等が報告された.

 

(2) 「Webセンサライズによる地域・ホテルのイールドマネジメント」
小出哲彰 (国立情報学研究所)
宿泊施設のWeb予約サービス等を参照することで,宿泊施設の稼働状況分析が可能となっている.また宿泊施設についての特徴量は,宿泊施設紹介として客室の詳細データを用いて宿泊施設の特徴化が可能である.本講演では,限定的な供給量を持つ宿泊施設について,それに類似する施設を単一の仮想的な宿泊施設と見なしたイールドマネジメントが提案された.

第14回

日 時

2016年10月14日(金)13:30~15:30

場 所

KUポートスクエア 横浜市西区みなとみらい2-3-1
クイーンズタワーA 14階 演習室

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要
“Lean Manufacturing, Green Manufacturing and Sustainability”
Surendra M. GUPTA (Northeastern University)
In this study, a brief overview aimed to introduce the literature in the areas of lean and green manufacturing is given. The overview presented is intended to provide a glimpse of the types of work that exists in lean and green manufacturing and to provide a useful starting point for researchers interested in exploring this area in greater depth.

第13回 

日 時

2016年9月1日(木)15:00~17:00

場 所

大阪工業大学うめきたナレッジセンター
大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC9階

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ムダ取りの着眼点を養う教材の開発とその検証」
皆川 健多郎 (大阪工業大学)
本発表では,産学連携にて開発した現場カイゼンのためのムダ取りの着眼点を養成するために開発したカリキュラムならびに教材の紹介とその有効性に関する検証について述べられた.本学のものづくりマネジメントセンターでは,経済産業省「産学連携製造中核人材育成事業」をはじめとして,文部科学省委託事業,経済産業省補助事業などに取り組んできた.本発表では,その開発の体制も含めて,今後のIoTなどへの展開についても発表された.

 

(2) 「企業活動のリーンマネジメント~科学的先手管理とISOの融合~」
金子浩一 (品質環境経営研究所)
ISOのマネジメントシステムの認証制度に関する課題およびものづくりにおける科学的先手管理の概念・特徴とその重要性について発表された.PDCAサイクルにおけるリスク管理,デザイン管理,モチベーション,リーダーシップ,製品のパフォーマンス能力の原則,効率性,課題解決の原則について解説された.先手管理においては自律的な改善活動の効率化,方針管理の深化および付加価値の向上が鍵であることが述べられた.

第12回 
「アグリサプライチェーンマネジメント」 第6回研究部会 との合同研究会

日 時

2016年7月23日(金)14:00~17:00

場 所

琉球大学農学棟201教室

出席者

13名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「大規模圃場の収穫作業最適化を目指したハーベスタ利用に関するデータ解析」
大城梨実,鹿内健志 (琉球大学)
サトウキビの大規模経営において,大型機械導入地域では単収が低下傾向にあることから,小型ハーベスタの利活用が求められている.本発表において,GISの取得データをもとに,小型ハーベスタと中型ハーベスタの作業時間を作業内容別に測定し,作業能率の分析がなされ,小型ハーベスタでも製糖期間内に十分に収穫可能であることが示された.

 

(2) 「供給に柔軟性をもつリーン生産在庫モデルとリスク低減効果について」
佐藤公俊 (神奈川大学)
近年,サプライチェーンにおいて自然災害やテロなどの供給途絶リスクが高まっている.本研究では,複数の供給点および需要点からなる2段階サプライチェー ンにおいて, 各供給点が生産を複線化することで供給途絶リスクに柔軟に対応するための生産在庫モデルが,マルコフ決定過程によって定式化された.また,多期間にわたる 総費用を最小化するための最適発注政策を示すとともに,最適政策と供給リスクとの関係が数値的に示された.

第11回

日 時

2016年5月27日(金)17:00~19:00

場 所

KUポートスクエア
横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA 14階 演習室

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

「プリント基板検査経路の最適化によるリーン生産」
片桐英樹 (神奈川大学)
本講演では,プリント基板の検査工程の効率化のために, 配送計画モデルを拡張した新しい基板検査経路の最適化モデルとその解法が提案された.共同研究先のメーカーにおける販売台数の増加や特許出願,工場でのコスト削減効果なども紹介され,検査の効率化による基板のリーン生産について活発な議論が行われた.

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 〔アグリサプライチェーンマネジメント〕 

第8回

日 時

2016年11月8日 (火) 10:00~12:00

場 所

農業組合法人 酒人ふぁ~む

出席者

6名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「集団営農による規模の効果と数理最適化モデル」
蓮池 隆 (早稲田大学)
農業経営の安定化には一定規模の圃場が必要となり,そのためには,圃場集約が必要となる.本講演では,個々の農家が単独で農業経営を行った場合と,集団営農による場合それぞれの数理モデルに対し,最適化による評価・分析を行った.この結果に対し,実際に集団営農を行っている農業組合法人の専門家との議論により,数理モデルの改訂案作成の示唆を得た.

 

(2) 『農業組合法人 酒人ふぁ~む』での集団営農の取組みと圃場見学会の実施

第7回 
「リーンマネジメントシステム」 第15回研究部会 との合同研究会

日 時

2016年10月22(土)14:00~16:00

場 所

富山県中小企業研修センター 4F研修室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要
(1) 「北陸新幹線開業による加賀藩主御膳料理のブランド化・発信プロジェクト活動報告」
春名 亮 (金沢学院大学)
北陸新幹線開業による首都圏からの誘客にむけ,学術的アプローチと地元の飲食業界がプロジェクトを形成して連携をとり,ブランドとして確立していない加賀料理を正統な加賀藩主の御膳弁当として復活させるための取り組みや,首都圏を対象に加賀料理に対するイメージ調査を実施した結果等が報告された.

 

(2) 「Webセンサライズによる地域・ホテルのイールドマネジメント」
小出哲彰 (国立情報学研究所)
宿泊施設のWeb予約サービス等を参照することで,宿泊施設の稼働状況分析が可能となっている.また宿泊施設についての特徴量は,宿泊施設紹介として客室の詳細データを用いて宿泊施設の特徴化が可能である.本講演では,限定的な供給量を持つ宿泊施設について,それに類似する施設を単一の仮想的な宿泊施設と見なしたイールドマネジメントが提案された.

第6回 
「リーンマネジメントシステム」 第12回研究部会 との合同研究会

日 時

2016年7月23日(金)14:00~17:00

場 所

琉球大学農学棟201教室

出席者

13名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「大規模圃場の収穫作業最適化を目指したハーベスタ利用に関するデータ解析」
大城梨実,鹿内健志 (琉球大学)
サトウキビの大規模経営において,大型機械導入地域では単収が低下傾向にあることから,小型ハーベスタの利活用が求められている.本発表において,GISの取得データをもとに,小型ハーベスタと中型ハーベスタの作業時間を作業内容別に測定し,作業能率の分析がなされ,小型ハーベスタでも製糖期間内に十分に収穫可能であることが示された.

 

(2) 「供給に柔軟性をもつリーン生産在庫モデルとリスク低減効果について」
佐藤公俊 (神奈川大学)
近年,サプライチェーンにおいて自然災害やテロなどの供給途絶リスクが高まっている.本研究では,複数の供給点および需要点からなる2段階サプライチェー ンにおいて, 各供給点が生産を複線化することで供給途絶リスクに柔軟に対応するための生産在庫モデルが,マルコフ決定過程によって定式化された.また,多期間にわたる 総費用を最小化するための最適発注政策を示すとともに,最適政策と供給リスクとの関係が数値的に示された.

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  〔安全・安心・強靭な社会とOR〕 

第23回

日 時

2016年11月18日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4F (港区六本木7-22-1)

出席者

12名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「情報戦を勝ち抜くための戦略-OR的アプローチ-」
ロナルド・ロペス (ボーイング社ディレクター)
近年,国際ニュースの世界で日本の縮小,一部の歪曲など,誤った情報を修正して世界に発信する能力と適正な情報戦略が重要となっている.海外のプロパガンダを客観的に分析評価し,有効に事態に対処するOR的アプローチについて紹介があり,活発な意見交換が行われた.

 

(2) 「エドワード・ルトワック「戦略論」」
石塚泰久 (三井住友海上火災保険株式会社顧問 元防衛大学校副校長)
エドワード・ルトワック『戦略論』の枠組み,内容,体系が紹介され,戦争と平和の一貫した包括的な解釈とその戦略の論理が考究された.21世紀の複雑な現実を絞り込み,要素間の許容可能な調和達成の解決策を見出すフレームワークは,ORの理論からも大変意義深く,質疑応答及びコメントが相次いで行われた.

第22回

日 時

2016年10月7日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4F (港区六本木7-22-1)

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「日本の安全保障政策の変遷と自衛隊」
折木良一 (富士通株式会社常任顧問 元統合幕僚長)
日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しくなる現在,安全保障政策への現実的な取り組みが益々求められる.その中で防衛政策の基本,特に「防衛計画の大綱」の変遷を振り返りながら,防衛力・自衛隊の役割の変化を検証しつつ,これからの自衛隊に求められることについて考える.貴重な論考に活発な質疑応答が行われた.

 

(2) 「憲法と防衛法制」
西 修 (駒澤大学名誉教授)
憲法と防衛法制(その2)では,平和安全保障法制のポイント,立憲主義との関係,国家緊急事態条項の憲法への導入が論究された.わが国の安全保障のありようを,各国の比較憲法のデータから客観的に捉えた議論は,国際社会の安全・安心のOR評価からも大変意義深く,真摯な質問が相次いで行われた.

第21回

日 時

2016年7月15日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4F (港区六本木7-22-1)

出席者

14名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「日米同盟の現状と将来について-『日米防衛協力のための指針』の変遷を中心に-」
徳地秀士 (元防衛審議官 政策研究大学院大学シニアフェロー)
アジア太平洋地域の安全保障は,米国と地域諸国のハブとスポークのシステムで成立し,日米同盟関係は最も重要な関係となっている.指針は,その枠の中で抑止力強化の側面に焦点を当て,時々の状況の中で出来る限りの対称性を追求すべく進化してきたとの意義深い論考に,活発な意見交換が行われた.

 

(2) 「職場における仕事のあり方と従業員のアイデンティティ志向」
金 倫廷 (早稲田大学商学部助教)
職場における3つのアイデンティティ志向―個人志向,関係志向,集団志向― が紹介され,職務のマニュアル化,相互依存性,成果主義的評価,組織文化など,それぞれの志向を顕在化させる要因の重回帰分析による優れた研究に,活発な質疑応答が行われた.

第20回

日 時

2016年6月17日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4A (港区六本木7-22-1)

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「不測の事態への対処としての組織行動の実践に資する要因に関する研究 ‐東日本大震災の事例調査を通じた要因の探索‐」
早瀬賢一 ((財)電力中央研究所 主任研究員)
東日本大震災に適切に対処した10組織の事例が紹介された.事例で見られた組織行動について,特にその実践に資する要因が導き出され,通常時の業務や組織の特徴に分類される要因の重要性について活発な質疑応答が行われた.

 

(2) 「憲法と防衛法制」
西 修 (駒澤大学 名誉教授)
憲法と防衛法制に関し,成立過程からの検証並びに比較憲法的考察が紹介された.各国憲法の制定年と実際,平和条項の態様と採用国数など,歴史的事例を俯瞰したデータは,国際社会での憲法の役割と構造のOR的評価からも大変興味深く,活発な質疑応答が行われた.

第19回

日 時

2016年5月20日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4F (港区六本木7-22-1)

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ビジョン技術と危機管理」
大石岳史 (東京大学生産技術研究所 准教授)
安全安心な社会を実現するために必要なコンピュータビジョン技術と,それらの技術の犯罪・テロ防止,交通インフラ管理,災害対策・教育等の実際の危機管理への活用と最新の取り組みについて紹介があり,最先端の危機管理技術とORの多面的な関係について活発な質疑応答が行われた.

 

(2) 「戦前日本の政戦略」
戸部良一 (防衛大学校 名誉教授)
明治初期から大東亜戦争敗戦に至るまでの,日本の政戦略の変化とその特徴が考察された.明治期の朝鮮問題,利益線の延長,国防方針の策定と改訂,石原莞爾の戦略プラン,大東亜戦争の政戦略などが取り上げられ,透徹した歴史観に基づく政戦略論について,数理的データの解釈から歴史哲学まで多くの質問が寄せられ,学としての本質的な議論が行われた.

第18回

日 時

2016年4月22日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 会議室4B (港区六本木7-22-1  )

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「陸上防衛力整備について―変遷と今後―」
河津忠次 (富士通システム統合研究所 主席研究員)
我が国の陸上防衛力の整備の変遷をたどり,陸自を取り巻く環境の変化,今後,陸上防衛力整備にあたり考慮すべき事項,米陸軍のコンセプト等を参考にした,見事な研究成果に関して活発な議論が行われた.

 

(2) 「日本のテロ対策」
片山善雄 (防衛省防衛研究所 政策研究部防衛政策研究室長)
日本のテロ対策は「テロの未然防止に関する行動計画」を中心に実行されている.テロ対策には市民の協力が必要であり,また,自由・人権と安全との釣り合いを考慮しなければならない.オリンピックに向けて,準備は始まっている.長年の深い研究の内容に熱心な議論が集中した.

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  〔待ち行列〕 

部会URL

http://www.orsj.or.jp/queue/

第264回

日 時

2016年11月19日(土) 14:00~17:00
場 所 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

24名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「インタラクション分析に基づく通信ネットワークの設計」
新井田 統,小頭 秀行 (KDDI総合研究所)
携帯電話に代表されるICTデバイスの高度化により,ハードウェアの性能は年々向上しているものの,輻輳による通信品質劣化の問題はいまだに存在する.本講演では,人とネットワークのインタラクションという観点から通信行動を分析した結果について報告され,通信ネットワークの設計に人の行動の特性を反映する方法について議論された.

 

(2) 「Nonlinear Markov Processを使った個体と環境の相互作用モデル」
豊泉 洋 (早稲田大学)
伝染病の感染や情報の伝搬など,個体とその周囲の個体群(環境)の相互作用のある現象は,微分方程式による確定的なモデルや,Markov過程を用いた確率的なモデルによって分析される.本講演では,Nonlinear Markov ProcessとMean field gameの理論を用い,環境と個体のダイナミックスの間の不動点を求めることにより,確定的なモデルと確率的なモデルの関係を分析する手法について解説された.

4部会合同研究会~確率モデルの新展開~

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会(第17回)
「待ち行列」研究部会
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会(第9回)

協 賛

日本OR学会関西支部

日 時

2016年10月15日(土) 12:00~19:00
(情報交換会:17:15~19:00)

場 所

研究会会場:常翔学園大阪センター 301+302セミナー室
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

情報交換会場:常翔学園大阪センター ラウンジ翔
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

出席者

38名
実行委員会

実行委員長: 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学)

実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 土肥 正(広島大学), 塩田茂雄(千葉大学), 堀口正之(神奈川大学), 田村信幸(法政大学), 佐久間 大(防衛大学校), 中西真悟(大阪工業大学)

テーマ
講 師
概 要
(1) 「動的セキュリティゲーム」
吉良知文 (九州大学)
都市や施設における望ましい警備計画のありかたを,警備員と侵入者による非協力ゲームと捉えて,議論する試みが近年活発である.特に,宝崎氏の動的セキュリティゲームは,巡回する警備員,物陰に隠れる巧妙な侵入者を考慮した本格的なモデルである.本発表では,侵入者の学習能力(巧妙さ)の違いに応じて3つのクラスに分類し上で,著者らの成果の一部が報告された.本研究は,神山直之氏(九州大学,JSTさきがけ),岩下洋哲 氏,大堀耕太郎氏,穴井宏和氏(富士通研究所)との共同研究である.

 
(2) “Delayed reporting of faults in warranty claims”
早川 有 (早稲田大学)
共同研究者:Richard Arnold, Stefanka Chukova and Yu Hayakawa
When a complex system is operated, it may experience multiple faults. If the system is operating under warranty these faults may be claimed for and repaired at zero or minimal cost to the consumer. However if the faults do not lead to system failure the user may find it inconvenient to claim for each repair as it occurs, and may instead delay making a report or claim until a sufficiently large number of faults has accumulated. In this talk, the speaker presented a model for the delayed reporting of faults: multiple non-fatal faults are accumulated and then simultaneously reported and repaired. The reporting process is modelled as a stochastic process dependent on the underlying stochastic process generating the faults. The joint distribution of the reporting times and numbers of reported faults is derived.

 

(3) 「動的ボルツマンマシン」
恐神貴行 (IBM東京基礎研究所)
ボルツマンマシン等の従来の人工ニューラルネットワークはヘブ則に基づいて学習するが,近年の生物実験においてはヘブ則をより精緻にするスパイク時間依存可塑性(STDP)が神経細胞の学習則として確認されている.ところが,STDPの人工ニューラルネットワークへの工学的な応用はあまり進んでいない.本講演では,STDPに対する理論的な基礎付けを与えるために,各時点に対応する層をもつボルツマンマシンを考え,層数無限の極限とした動的ボルツマンマシンの導出が紹介された.特に,所与の時系列データの尤度最大化という目的関数から導出される動的ボルツマンマシンの学習則が,STDPの特徴を有することが示された.本発表はJST, CRESTプロジェクトの成果に基づいている.


(4) 「小売業における新聞売り子問題 -時空間ホテリングモデル-」
三道弘明 (関西学院大学)
小売業においては,消費者の行動が商品の有無に依存しており,それが需要量を決定する.また,小売は需要分布に応じて仕入れ量を決定する.ここでは,消費者と小売店舗の相互に依存した意思決定問題をゲームとして捉え,その均衡解の存在について紹介された.これにより,閉店間際の在庫存在確率が重要な意味を持つことが説明された.

 

(5) 招待講演 “Raise the Laplacian curtain, and let the sunshine in!”
木村俊一 (関西大学)
ラプラス変換は,微分/積分方程式によって記述される問題を解くための古典的ツールとしてよく知られている.本講演では,数値的ラプラス逆変換に焦点を当て,待ち行列理論,信頼性工学,数理ファイナンス等の確率モデルにおけるラプラス変換の有用性とその限界について検証され,解説された.

第263回

日 時

2016年7月16日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

*講演者
(1) 「ボトルネックにおけるトラヒック特性変化について」
石橋圭介 (NTTネットワーク基盤技術研究所)
混雑状態におけるトラヒック特性変化について,実測データを用いた分析結果が紹介された.ここでは特に,空間相関・時間相関に着目した分析が紹介され,トラヒック特性が混雑による品質劣化の結果として変化することが示された.

 

(2) 「確率分布に関する凸最適化問題の最適解探索アルゴリズム」
*中川健治,渡部康平,佐武拓斗 (長岡技術科学大学)
通信路容量とユークリッド空間における最小包含円の問題が類似の幾何学的構造を持ち,このことが,通信路容量を達成する出力分布を計算するアルゴリズムに応用できることについて解説された.ここでは特に,通信路容量を求めるための不等式制約がある凸最適化問題について,等式制約の凸最適化問題を有限回解くアルゴリズムが提案された.

第9回 「学生・初学者のための待ち行列チュートリアル」

日 時

2016年6月18日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(E)10階 大学院情報理工学研究科大会議室

出席者

34名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「Webブラウザで見る待ち行列シミュレーション」
藤本 衡 (東京電機大学)
待ち行列モデルおよびそのシミュレーションについて,基本的な考え方や留意点などについて概説された.特に,Web技術を用いたプログラムを通じて,待ち行列モデルに対する離散型シミュレーションの作り方および性能評価量の計算方法について解説された.

 

(2) 「S4 Simulation Systemで始めるお手軽待ち行列シミュレーション」
嶋田佳明 ((株) NTTデータ 数理システム)
汎用シミュレーションツール S4 Simulation System を用いた待ち行列シミュレーションの構築および分析について解説された.ここでは,実際の現場における待ち行列シミュレーションの活用事例について解説されただけでなく,意思決定を含むモデルの強化学習による最適化などへの発展的な話題についても紹介された.

第262回

日 時

2016年5月21日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

24名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「拡張かんばん方式によるプル型生産システムの性能評価法」
井家 敦 (神奈川工科大学)
本講演では,単一品種の製品を扱う単一工程拡張かんばんシステムの離散時間マルコフ連鎖によるモデル化・計算法について解説された.ここでは,モデルにおける推移確率行列を効果的に計算するための方法,さらに,縮約/非縮約法を用いた性能評価量の計算方法について提案された.

 

(2) 「セルラネットワークの空間確率モデルにおける信号対干渉比分布の裾漸近特性について」
三好直人 (東京工業大学)
本講演では,セルラネットワークの空間確率モデルについて紹介され,信号対干渉比分布の裾漸近特性について解説された.ここでは,裾漸近特性を得るための十分条件が導かれ,さらに,その条件を満たすモデル・満たさないモデルについても紹介された.

第261回

日 時

2016年4月16日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

28名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「active計測によるネットワークQoS過程のサンプリングとQoS推定精度について」
渡部康平 (長岡技術科学大学)
本講演では,有限時間内のactive計測における最適なプローブパケット送出方法を,計測対象に対して一意に特定する方法が提案された.さら に,最適なプローブパケット送出方法と各計測パラメータとの依存関係が明らかにされた.

 


(2) 「優先サービスを行う待ち行列ネットワークの重負荷近似と状態空間の崩壊」
宮沢政清 (東京理科大学)
重負荷における待ち行列モデルの尺度変換による弱収束を用いた近似,および,その際に現れる状態空間の崩壊について解説された.さらに,2ノード 4クラスの割り込み優先ネットワークについて,重負荷近似における定常分布の裾の減少率の意味で,どのクラスのサービスを優先して行えば良いかに ついて示された.

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  〔不確実性環境下の意思決定モデリング〕 

部会URL

http://www.oit.ac.jp/or/

4部会合同研究会~確率モデルの新展開~

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会(第17回)
「待ち行列」研究部会
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会(第9回)

協 賛

日本OR学会関西支部

日 時

2016年10月15日(土) 12:00~19:00
(情報交換会:17:15~19:00)

場 所

研究会会場:常翔学園大阪センター 301+302セミナー室
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

情報交換会場:常翔学園大阪センター ラウンジ翔
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

出席者

38名
実行委員会

実行委員長: 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学)

実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 土肥 正(広島大学), 塩田茂雄(千葉大学), 堀口正之(神奈川大学), 田村信幸(法政大学), 佐久間 大(防衛大学校), 中西真悟(大阪工業大学)

テーマ
講 師
概 要
(1) 「動的セキュリティゲーム」
吉良知文 (九州大学)
都市や施設における望ましい警備計画のありかたを,警備員と侵入者による非協力ゲームと捉えて,議論する試みが近年活発である.特に,宝崎氏の動的セキュリティゲームは,巡回する警備員,物陰に隠れる巧妙な侵入者を考慮した本格的なモデルである.本発表では,侵入者の学習能力(巧妙さ)の違いに応じて3つのクラスに分類し上で,著者らの成果の一部が報告された.本研究は,神山直之氏(九州大学,JSTさきがけ),岩下洋哲 氏,大堀耕太郎氏,穴井宏和氏(富士通研究所)との共同研究である.

 
(2) “Delayed reporting of faults in warranty claims”
早川 有 (早稲田大学)
共同研究者:Richard Arnold, Stefanka Chukova and Yu Hayakawa
When a complex system is operated, it may experience multiple faults. If the system is operating under warranty these faults may be claimed for and repaired at zero or minimal cost to the consumer. However if the faults do not lead to system failure the user may find it inconvenient to claim for each repair as it occurs, and may instead delay making a report or claim until a sufficiently large number of faults has accumulated. In this talk, the speaker presented a model for the delayed reporting of faults: multiple non-fatal faults are accumulated and then simultaneously reported and repaired. The reporting process is modelled as a stochastic process dependent on the underlying stochastic process generating the faults. The joint distribution of the reporting times and numbers of reported faults is derived.

 

(3) 「動的ボルツマンマシン」
恐神貴行 (IBM東京基礎研究所)
ボルツマンマシン等の従来の人工ニューラルネットワークはヘブ則に基づいて学習するが,近年の生物実験においてはヘブ則をより精緻にするスパイク時間依存可塑性(STDP)が神経細胞の学習則として確認されている.ところが,STDPの人工ニューラルネットワークへの工学的な応用はあまり進んでいない.本講演では,STDPに対する理論的な基礎付けを与えるために,各時点に対応する層をもつボルツマンマシンを考え,層数無限の極限とした動的ボルツマンマシンの導出が紹介された.特に,所与の時系列データの尤度最大化という目的関数から導出される動的ボルツマンマシンの学習則が,STDPの特徴を有することが示された.本発表はJST, CRESTプロジェクトの成果に基づいている.


(4) 「小売業における新聞売り子問題 -時空間ホテリングモデル-」
三道弘明 (関西学院大学)
小売業においては,消費者の行動が商品の有無に依存しており,それが需要量を決定する.また,小売は需要分布に応じて仕入れ量を決定する.ここでは,消費者と小売店舗の相互に依存した意思決定問題をゲームとして捉え,その均衡解の存在について紹介された.これにより,閉店間際の在庫存在確率が重要な意味を持つことが説明された.

 

(5) 招待講演 “Raise the Laplacian curtain, and let the sunshine in!”
木村俊一 (関西大学)
ラプラス変換は,微分/積分方程式によって記述される問題を解くための古典的ツールとしてよく知られている.本講演では,数値的ラプラス逆変換に焦点を当て,待ち行列理論,信頼性工学,数理ファイナンス等の確率モデルにおけるラプラス変換の有用性とその限界について検証され,解説された.

第8回
国際数理科学協会「確率モデルと最適化」分科会研究会 共催

日 時

2016年8月26日(金)13:00~17:30

場 所

大阪工業大学うめきたナレッジセンター
大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪ナレッジキャピタル タワーC9階

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「基板検査における最適化 ~中小企業との産学連携を通して~」
片桐英樹 (神奈川大学)
本講演では,基板検査機メーカーとの産学連携の取組が紹介された.基板の検査経路の最適化問題に対して,集荷配送TSPに基づくモデル化と解法が提案され,検査機器への組込みが行われた.実際の販売台数の伸びや特許出願の話題にも触れ,中小企業との産学連携の意義と面白さ,難しさ,また,今後の課題等についても述べられた.

 

(2) 「ジニブル点過程を用いたセルラネットワークのモデル化と解析」
三好直人 (東京工業大学)
最近,無線通信ネットワークの性能解析のためのモデルとして,無線ノードの位置を空間点過程によって表した空間確率モデルが注目されている.しかし,この分野における既存研究の多くは,無線ノードが定常ポアソン点過程にしたがって配置されていることを仮定している.このことは,各ノードが互いに独立に位置していることを意味し,解析の容易さのためにノードの位置の相関を無視していることになる.本講演では,無線基地局がジニブル点過程と呼ばれる空間点過程にしたがって配置されたセルラネットワークのモデルが考案された.ジニブル点過程は行列式点過程の1つであり,基地局が互いに負の相関をもって配置されている様子が表された.この提案モデルに対して,被覆確率と呼ばれる性能評価指標が数値計算可能な形で与えられることが示された.また,数値実験により,基地局が定常ポアソン点過程にしたがうモデルとジニブル点過程にしたがうモデルと比較がなされた.

 

(3) 「海岸保全施設の維持管理問題について」
佐藤 毅 (神戸学院大学)
高度成長期に急速かつ集中的に整備された海岸保全施設は老朽化が進み,適切な維持管理事業による運用寿命の延長化,新規整備が計画されている.本講演では消波工を対象とし,性能劣化を確率過程ととらえたうえで,事後・予防保全を考慮した総期待保全費用最小化問題として,定式化および意思決定問題としての考察が行われた.

 

(4) 「動的計画法とフィボナッチ数の2次評価分割,トリボナッチ数列による連の確率計算」
安田正實 (千葉大学名誉教授)
動的計画法の神髄は再帰関係にあると考える.フィボナッチ数列はその典型的な例であり,フィボナッチ数の2次評価分割をはじめ,トリボナッチ数列への拡張や多人数での最適時刻停止問題,カルマンフィルター理論のゲイン関数,黄金比との関連やπの逐次計算法など枚挙に暇がない.ここではこれらの数点が紹介された.

第7回

日 時

2016年6月11日(土)14:00~17:00

場 所

常翔学園大阪センター 301教室
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F
http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html

出席者

18名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ブロック構造化マルコフ連鎖の切断誤差評価と摂動解析」
増山博之 (京都大学)
本講演では, ブロック構造をもつ無限小生成行列が定める無限状態空間上のマルコフ連鎖を考え, 切断近似により得られる定常分布の誤差上界と, 無限小生成行列の摂動による定常分布の摂動上界について述べられた. また, 切断された無限小生成行列,切断近似により得られる定常分布,元の定常分布の3つを繋ぐ極限公式が紹介された.

 

(2) 「観光地の写真に対する「心地よさ」の定量的評価及び音楽抽出」
川勝英史 (尾道市立大学)
本研究では,観光地の風景の「心地よさ」について定量的に評価し,同時に音楽を抽出する方法が提案された.ご発表では,画像認識を応用するのでは なく,「音程」と周波数成分の「間隔」とを結びつけることにより,画像から和音を抽出することを主にされていた.提案する方法を,観光や防災ア ピールに応用することも検討されていた.

第6回

日 時

2016年4月9日(土)14:00~17:00

場 所

常翔学園大阪センター 301教室
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F
http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html

出席者

18名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「最良な状況および最悪な状況に対応可能な合意形成における意思決定」
春名 亮 (金沢学院大学)
連携的な意思決定問題は多くの社会組織で行われているが,合意形成は非常に重要なことである.本研究では意思決定に対する合理的な解を2つの状況を想定して,各々の状況の下で導出を可能にするLPモデルを定式化することにより不確実性が考慮された.また,数値例を用いて従来のモデルとの比較が検討された.

 

(2) 「単路線オンデマンドバスの期待乗車数算出モデルについて」
小柳淳二 (鳥取大学)
過疎地などで運用されている,利用者の要求に対応して運行するデマンド形式のバス運行を考察された.バスは中心地と単路線上の各集落間を乗客からの連絡により運行し,乗客の発生はポアソン過程により発生する場合の期待乗車数の算出方法として,マルコフ過程を利用したモデルについて述べられた.

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  〔最適化の基盤とフロンティア

部会URL

http://dopal.cs.uec.ac.jp/okamotoy/woo/

第9回

日 時

2016年11月5日 (土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 森戸記念館第2フォーラム

出席者

16名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「コンピュータアニメーション制作技術開発における最適化 」
向井智彦 (東海大学 情報通信学部 情報メディア学科)
コンピュータグラフィックス映像の制作には,デザイナーの手作業のみならず,実世界物体のデジタル計測,スクリプトプログラムを用いた半自動計算な ど,多様な手段が駆使される.また実制作現場では,映像品質向上と制作コスト最小化の両立が求められるため,例えば創造性が求め られないルーチンワークは 自動計算化する等,制作過程の省力化が重要な技術的課題となる.こうした要求の達成にあたって,数理計画法などの最適化計算は必 要不可欠な基盤技術であ り,映像制作支援ソフトウェア開発において幅広く応用されている.本講演では,アニメーション制作技術を中心に,コンピュータグ ラフィックス分野における 最適化計算の応用事例を紹介する.

 

(2) 「多目的進化計算を用いた大規模設計最適化 」
立川智章 (東京理科大学 工学部 情報工学科)
実際の設計最適化問題では,複数の目的関数を持つ多目的最適化問題となる場合が多い.多目的最適化問題に対するアプローチの一つに進化計算がある. 進化計算では複数の個体(設計点)が一斉に解を探索する多点同時探索,勾配情報が不要という特徴を持ち,パレート面に非凸や不連 続面があっても最適解を見 つけることができる.また,解いている問題に対して盲目的であるため特定の問題に限定されることなく多様な問題への適用が可能で ある.本講演では,多目的 進化計算の最近の研究動向と共に,スーパーコンピュータ「京」での応用事例を紹介する.

第8回

日 時

2016年10月15日 (土)12:30~17:00

場 所

新潟大学 五十嵐キャンパス
理学部A棟5階大セミナー室 (A523)

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「再埋蔵的視点から見たグラフの1-交差埋め込み」
鈴木有祐 (新潟大学理学部)
位相幾何学的グラフ理論においては,閉曲面上に辺の 交差なく埋め込ま れた グラフが研究対象となることがほとんどである.これらのグラフは一般的に“グラフ・マイナー理論”と相性が良く,従来の研究はこれらに依存するものが 多い.しかし,“埋め込み”の条件を多少緩和しただけである1-交差埋め込みはこれらの手法で扱えないクラスであること が知られており,そのコント ロール方法は未だに未知な部分が多い.本講演においては,1-交差埋め込みの方法そのものから議論を行う(1-交差埋め込み の再埋蔵)ことで明らかになる 事実を紹介する.

 

(2) 「グラフ上の離散凸関数について」
平井広志 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
離散凸解析は,マトロイド・劣モジュラ関数に端を発 する整数格子上の 凸関数の理論であり,M凸関数(M^{\natural}凸関数)とL凸関数(L^{\natural}凸関数)が中心的や 役割を演ずる.ところで,実は L^{\natural}凸関数は,整数格子をグリッドグラフ,さらには,ツリーの直積におきかえても自然に定義できる.本 講演では,そのような L^{\natural}凸関数のグラフ的な拡張と計算複雑度解析・アルゴリズム設計への応用について講演者の最近の研究を 紹介する.

未来を担う若手研究者の集い2016

日 時

2016年5月 28日 (土),29日 (日)

場 所

筑波大学 筑波キャンパス 春日地区 春日講堂

出席者

132名

発表

一般講演 33件

特別企画

座談会
登壇者:神山直之 (九州大学), 高松瑞代 (中央大学), 檀 寛成 (関西大学)
概要:参加者から寄せられた質問をもとに, 研究者のキャリアパス, 研究生活, 研究室の運営の仕方など様々なテーマについて議論する.

特別講演

テーマ:「一般化固有値計算による大域最適化手法」
講師:岩田 覚 (東京大学)
概要:楕円体間の符号付き距離の計算や信頼領域部分問題など,幾何的な背景を有する特殊な非凸最適化問題に対して,一般化固有値計算を用いて効率的な厳密解法を設計する新たな手法を報告する.

表彰

最優秀発表賞:2名
・宮内 敦史 (東京工業大学大学院 社会理工学研究科 社会工学専攻)
「モジュラリティ最大化に対する加法的近似解法」
・大城 泰平 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
「k-劣モジュラ関数の最小値集合の表現とその応用」

 

,優秀発表賞:8名
・下田智和 (東京農工大学大学院 工学府 情報工学専攻)
「東京都心における高速マラソンコースの設定」
・清水伸高 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
「小直径グラフの平均最短経路長について」
・成島大悟 (筑波大学大学院 システム情報工学研究科 社会工学専攻)
「半正定値基底を用いた錐最適化問題の近似について」
・黒木祐子 (東京工業大学 工学院 経営工学系)
「サイクル-スター型ハブネットワーク設計問題の近似解法」
・東野克哉 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
「スパース正則化問題に対する近接DCアルゴリズム」
・伊藤直紀 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
「加速近接勾配法の高速化と判別モデルへの応用」
・白髪丈晴(九州大学大学院 システム情報科学府 情報学専攻)
「一般の遷移確率を持つマルコフ連鎖の脱乱択化」
・横井 優 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
「優モジュラ関数に対するリスト彩色定理」

第7回

日 時

2016年4月23日(土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス森戸記念館 第1会議室

出席者

35名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「確率的交互方向乗数法の理論と応用」
鈴木大慈 (東京工業大学大学院 情報理工学研究科)
機械学習における正則化学習問題を解くにあたり, 交互方向乗数法は非常に汎用的でかつ強力な最適化手法である.本研究では,交互方向乗数法をベー スとしたいくつかの確率的最適化手法を提案する.確率的最適化手法はサンプルサイズが大きくても,一回の更新にサンプル全体を見ず,サンプルの一部を観測して更新するという点で,更新にかか る計算量が少 なくて済む手法である. 提案する方法は構造的学習問題において特に有用な確率的最適化手法である.提案手法は大きく二つのタイプに分けられ,一つ目は観測したサン プル は捨ててしまうオンライン型の手法で, 二つ目は双対問題において 確率的座標降下法を用いる手法である. オンライン型の手法と しては, 近接勾配型と双対平均型の手法を紹介し, それぞれがミニマクス 最適 なレートを達成することを示す.一方, 双対問題において確率的座標降下法を用いる手法は線形収束を達成し, パラメータの設定によっては条件数への依存度を弱くできることを紹介する. また,多クラス半教師あり学習において有用な新しいグラフ型の正則化を提案し,その確率的交互方向乗数法をベースとした確率的最適化手法を紹介する. 提案手法は,目的関数が強凸でなくても実効定義域の多面体性を用いることで線形収束することが示される.

 

(2) 「多項式しきい値表現のXOR補題と整数計画のテンソル積」
天野一幸 (群馬大学大学院 理工学府 電子情報部門)
近年の深層学習の成功にも伴い,しきい値素子を 用いた回路モデルの計算能力の解明が求められている.本講演では,その中でも最も単純なモデルの一つである論理関数の多項式しき い値表現を取り上げ,特に次数に関するXOR補題[O'Donnell-Servedio, 2010]が表現長等他の尺度のもとでは成り立たないことを述べる.また,この問題が整数計画問題のテ ンソル積の解空間構造と深く関係することについても 議論する.

第6回

日 時

2016年3月19日(土)13:30~18:00

場 所

慶応大学 矢上キャ ンパス14棟6階631A/B

出席者

25名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「最適化問題に対する正確なペナルティ関数」
福田エレン秀美 (京都大学大学院情報学研究科)
正確なペナルティ法とは,制約付き最適化問題を無制約な最適問題に変換する手法である.ペナルティパラメータを固定し,無制約な問題を1回解くだけで,元の制約付きの問題の解が得られる.本講演では,70年~80年代に提案された正確なペナルティ関数とともに,錐最適化問題 に関する最近の研究を紹介する.

 

(2) 「混合行列束のKronecker標準形に関する組合せ論的解析とシステム制御
への応用」
高松瑞代 (中央大学理工学部情報工学科)
動的システム解析や微分代数方程式の分野において,数値情報を捨象することでグラフ理論に基づく手法を利用する構造的アプローチが研究 されてきた. 動的システムを記述する行列には構造方程式に由来する正確な数値が現れることから,正確な数値と独立パラメータを区別する混合行 列の概念が室田・伊理に よって提唱されている.本研究では,非正則な混合行列束のKronecker標準形に対して提案されていた構造的アプローチに基 づく結果を混合行列束に拡張し,Kronecker標準形の構造指数をマトロイド理論的に解析する.さらに,動的システムの可制御性解析への応用について 述べる.本研究は岩田覚氏 との共同研究である.

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イベントカレンダー
第4回ORセミナー
日程:
2016年12月10日
場所:
大阪大学
シンポジウム
 
研究発表会
2017年春季研究発表会
日程:
2017年3月15日(水)-17日(金)
場所:
沖縄県市町村自治会館