社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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2018年度 研究部会・グループ 部会報告 (2018年3月~2019年2月)

常設部会

1. 待ち行列
2. 数理計画(RAMP)
3. 評価のOR
4. 意思決定法
5. サプライチェーン戦略

研究部会

1. 離散アルゴリズムの応用と理論
2. ORによる大規模インフラストラクチャー分析
3. 確率モデルとその応用
4 .不確実性環境下の意思決定モデリング
5. エネルギーミックスの諸問題とOR
6. オリンピック,パラリンピックとOR
7. システム信頼性
8. データサイエンスとマーケティング分析
9. 危機管理と防衛のOR
10. 最適化とその応用
11. 食とその周辺

研究グループ

1. 地域課題解決のOR
2.数理的発想とその実践

※問合せ先メールアドレスの◎は半角@に置き換えてください

  〔待ち行列〕

部会URL

http://www.orsj.or.jp/queue/

第276回

日 時

2018年6月16日(土)14:00~17:00

場 所 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

(1)「配送拠点の立地を考慮した農産物産直流通モデル分析」
蓮池 隆(早稲田大学)
本講演では,農家と小売りのマッチングを考慮しながら農産物をどの配送拠点に商品を運ぶかという問題を整数計画問題で定式化した農産物産直流通モデルが紹介され,農家と小売り双方にとってのWin-win施策が議論された.

 

(2)「いろいろなサービス規律を含む待ち行列ネットワークの安定性について」
小沢利久(駒澤大学)
本講演では背後過程を持つ反射型多次元ランダムウォークで表される待ち行列ネットワークついて,安定であるかどうかを判定するアルゴリズムが提案され,平均的な状態推移と安定性との関係が議論された.

第275回

日 時

2018年5月12日(土)14:00~17:00

場 所 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

21名

テーマ
講 師
概 要

(1)「確率的分散投票モデルの合意時間解析」
白髪丈晴(中央大学)
本講演では,グラフ上の各頂点が周辺の意見を参考にしながら自身の意見を確率的に繰り返し変化させる2018年6月号 (57)365“確率的分散投票モデル”について紹介がなされ,すべての頂点の意見が同じになるまでの合意時間について確率行列のコンダクタンスを用いた解析結果が示された.

 

(2)「SNS上の情報拡散モデルと強相関近似解析」
塩田茂雄(千葉大学)
TwitterなどのSNS上で情報を受け取ったノードが指数分布に従う時間経過後に全隣接ノードに次々と情報を伝搬するマルコフモデルは状態爆発により厳密な解析が困難である.本講演ではこのモデルに対して,解析可能な強相関近似など複数の近似法が提案され,シミュレーションとの比較により近似の妥当性について議論が行われた.

第274回

日 時

2018年4月21日(土)14:00~17:00

場 所 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

23名

テーマ
講 師
概 要

(1)「字幕付き動画教材の難易度推定と再生速度制御の評価」
岸 康人(松蔭大学)
本講演では,インターネット上に公開されている英語動画教材を対象に,学習者のレベルに合わせた語彙情報の提供及び動画の自動再生速度を調整する手法が提案され,難易度の推定と再生速度調整のための指標として字幕データを使った難易度の算出法についての検討結果が報告された.

 

(2)「途中退去がある待ち行列モデルの損失率の近似評価」
河西憲一(群馬大学)
途中退去のあるM/PH/c待ち行列を中心に,客が一定値の待ち制限時間を超えてサービスを受けられない場合にシステムから離脱する確率(損失率)に対して漸近解析に基づく近似式を提案し,既存の近似式と比較し,提案式の有用性が議論された.

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  〔評価のOR〕

第79回 学生大会

日 時

2018年5月19日(土)10:30~15:15

場 所

筑波大学東京キャンパス5F557室

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

(1)「M社の健康ヨーグルトの購買実態に基づいた購買意向の分析」
山田 紗弥(東海大学 大学院情報通信学研究科)


(2)「ファッションチェーン店におけるプロパー期のニーズに即した顧客分布と特徴分析」
斉藤 慎太郎(中央大学)


(3)「A Branch and Bound Approach for the Least Distance Problem in DEA」
王 緒(早稲田大学 大学院創造理工学研究科)


(4)「概算による回収率モデルの評価―中南米におけるオートローンを対象として-」
鈴木 友季也(東海大学 大学院情報通信学研究科)


(5)「比率型データに対する確率的ノンパラメトリックアプローチによる生産性の計測」
趙 宇(大阪大学 大学院情報科学研究科)


(6)「過小申告の動機を与えないプログラムコンテスト敢闘賞決定法」
高木 祥多(静岡大学 大学院総合科学技術研究科)


(7)「利用資源量のバランスを考慮する最適化問題」
糸井 雅貴(成蹊大学 大学院理工学研究科)


発表者には学生奨励賞が授与された。

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  〔離散アルゴリズムの応用と理論〕

部会URL

https://sites.google.com/view/discrete-algorithm

第11回

日 時

2018年6月11日(月)14:00~17:00

場 所

京都大学 数理解析研究所 1階110号室

出席者

17名

テーマ
講 師
概 要

“ Spanning trees with edge conflicts”
Magnús Halldórsson (Reykjavik University)
We consider the problem of finding spanning trees that offer good througput communication. Namely, we are given a link graph G=(V,E) as well as a conflict graph H=(E,F) that specifies which links (edges in G) cannot be scheduled together. We seek not only a spanning tree T in G, but also a coloring of the edges of T. The objective is to minimize the number of colors used, which corresponds to finding a short schedule of the edges of the spanning tree. We show that the solvability of this problem is closely related to a parameter of the conflict graph, known as inductive independence. In general, the problem is very hard, but becomes logarithmically-approximable when the parameter is small. We can further generalize this to finding efficient Steiner trees. The motivation comes from wireless networking, where complex interference patterns are the norm. Our results carry over to the so- called physical model of wireless interference. This is joint work with Guy Kortsarz, Pradipta Mitra, and Tigran Tonoyan.

 

“ Degree sequences of highly-connected digraphs”
Kristóf Bérczi (Eötvös Loránd University)
By generalizing a recent result of Hong, Liu, and Lai on characterizing the degree-sequences of simple strongly connected directed graphs, we provide a characterization for degree-sequences of simple k-node-connected digraphs. More generally, we solve the directed node- connectivity augmentation problem when the augmented digraph is degree-speci ed and simple. As for edge-connectivity augmentation, we solve the special case when the edge-connectivity is to be increased by one and the augmenting digraph must be simple.

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  〔確率モデルとその応用〕

部会URL

https://www.sci.kanagawa-u.ac.jp/mathphys/horiguchi/ORDP.html

第29回

日 時

2018年7月2日(月)16:00~18:00

場 所

上智大学四谷キャンパス 2号館11階1130a室

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1)「DICEモデルとRICEモデルによる最適政策の比較」
今泉良太(神奈川大学大学院工学研究科経営工学専攻吉田研究室M2)
温室効果ガスの排出等、人間の産業活動も気候変動への要因として考慮し、産業および環境における経済的損失と環境悪化を統合評価するリスク管理問題としてDICEモデルとRICEモデルが提唱されている。モデルの定式化及び不確実性を持つパラメータによる解析の実際について報告および議論した。

 

(2) “Continuous-time Markov decision processes with discounted and total undiscounted criteria”
Yi Zhang (Lecturer, Department of Mathematical Sciences, University of Liverpool)
連続時間マルコフ決定過程における割引総期待利得および非割引総期待利得評価基準(total discounted and total undiscounted criteria)における最新の研究成果のなかで、解の存在性を中心に最適性について講演を行うとともに、これまでの研究進展の概観と討議も行った。

第28回(特別研究会)

日 時

2018年4月14日(土)13:30~15:10

場 所

神奈川大学横浜キャンパス3号館402番講堂

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

“Optimal stopping problem and Skorokhod embedding in Brownian motion”
Cloud Makasu(University of the Western Cape)
ブラウン運動下での最大化過程によって構成される最適停止問題について,スコロホッド埋め込みと積分方程式による解法およびコスト関数と最適停止境界の陽表現について先行研究結果も交えて講演を行った.

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  〔システム信頼性〕

部会URL

https://sigrel.wordpress.com/

第7回

日 時

2018年6月4日(月)15:35~17:15

場 所

日本科学技術連盟 東高円寺ビル3階A室

出席者

13名

テーマ
講 師
概 要

(1)「2分割及び3分割されるネットワークシステムの最適設計に関する研究 」
村島慶洋(首都大学東京大学院)
現代社会には様々なネットワーク構造を持つシステムが存在し,活動を支える社会基盤となっている.それらのシステムが故障すれば,社会に大きな影響を及ぼす可能性がある.そのため,高信頼性を確保したシステムを設計することは,重要である.しかし,システムを設計する際に予算の制約が存在する場合が多い.そこで本研究ではシステムの評価尺度である信頼度と構築コストに着目し,ネットワークシステムの最適設計を行った.特に現代社会におけるシステムは大規模化が進んでおり,従来手法での評価と設計は困難である.そこで,それらのシステムに対して最適設計を行うための初期段階として,本研究ではシステムが分割される場合について考察した結果を報告した.

 

(2)「車載ネットワークCANの評価に関する考察 」
佐藤諒平(首都大学東京大学院)
CAN (controller area network)は,事実上の標準車載ネットワークである.伝送速度については大量データの高速転送を前提とはしていないが,自動車という過酷な環境での動作を考慮して,差動伝送などの信頼性を重視した物理層やデータリンク層を持つ.CAN は数十年に渡って広く使われており,その特性は十分に知られていると考えられる.しかしながら,近年では電気自動車やハイブリッドカーなどの登場で,従来とは異なる大規模な高電磁ノイズにされられるなど,使用環境の変化が著しい.本研究では,そうした変化を勘案し,改めてCAN の信頼性や性能を評価するための基礎となるモデルや評価方法について議論した.

 

(3)「Hawkes過程を用いた ショックに相関のある劣化システムの信頼性解析」
太田修平(法政大学大学院)
本研究は,n素子からなるシステムの信頼性評価モデルとして,新たに,既存のショックモデルにおけるショックの発生が,素子ごとに相関のある場合を考慮したモデルを提案する.ショックモデルとは,ランダムに生じるショックによって,徐々にシステムの信頼度が低下し,ショックの発生回数が閾値を超えた時点で発生する故障現象を表現した数理モデルである.このショックの発生に対して,素子ごとの相関を多次元Hakes過程を用いて考慮することにより,本モデルは共通原因故障の信頼性解析に応用が期待できる.そしてシミュレーションをもとに,システムの信頼度に対するモデルのパラメータの感度分析を行い,そのモデルの有用性を調査する.

 

(4)「ソフトウェア信頼性評価の時間スケールについて」
土肥 正(広島大学)
本稿では, 実際のプログラムにテストケースを投入したテストケース実行データから累積バグ数を推定・予測し, ソフトウェア信頼性における時間スケールの選択が与える影響について定量的に考察した.特に, 14種類のバグ検出確率を仮定し, NHBPモデルと2種類の近似ポアソン過程モデルを最尤法に基づいて推定した結果が報告された.

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  〔不確実性環境下の意思決定モデリング〕

部会URL

http://www.oit.ac.jp/or/

第17回

日 時

2018年6月9日(土)14:00~17:00

場 所

JEC日本研修センター十三小会議室D

出席者

17名

テーマ
講 師
概 要

(1)「『データ・ビジュアライゼーション』のモノづくりマネジメントへの応用」
竹本康彦(近畿大学)
コンピュータによる情報の「見える化」や「可視化」の新しい取組みとして,「データ・ビジュアライゼーション」という言葉を耳にする. 視知覚しづらい情報を,人間が理解できる形に落とし込む方法を探究する取組みをいう.本講演では,「データ・ビジュアライゼーション」 について紹介し,モノづくりにおけるマネジメントへの応用についての考察を説明された.

 

(2)「ネットワーク価格安定化モデルとその拡張について」
木庭 淳(兵庫県立大学)
(菊田健作氏(兵庫県立大学),三道弘明氏(関西学院大学)と共同研究)
ネットワーク価格安定化モデルは,各都市をノードとし,隣接都市にリンクを張ったネットワークにおいて,隣接都市間での商品の売買によって異なる価格が安定化することを表現するモデルである.本講演ではこのモデルにおいて後悔最小関数を用いた場合の影響,および非同期システムを採用した場合の影響について述べられた.

第16回

日 時

2018年4月14日(土)14:00~17:00

場 所

JEC日本研修センター十三小会議室A

出席者

27名

テーマ
講 師
概 要

(1)「Pythonによる最適化システムの構築」
小出 武(甲南大学)
プログラミング言語Pythonの普及に伴い,最適化手法を用いて計画を立案するシステムの構築が容易になってきたことが紹介された.本発表では,Pythonと最適化ソルバー,およびUIとしてExcelを用いたシステムの構築方法やノウハウについて概説がなされた.また学部生が卒業研究として行ったシステム構築を例に,システム開発,および実用化における課題について報告された.

 

(2)「ビットコインにおけるブロック・チェーン技術とトランザクション処理の確率モデル」
笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学)
ブロック・チェーンはデジタル情報を改ざん不可能な形で恒久的に保存することを可能にした分散型台帳データベースである.本講演ではビットコインにおけるブロック・チェーン技術を概観し,待ち行列理論と極値理論を用いた確率モデルによるトランザクション承認時間解析が紹介された.また,数理モデルの数値結果と実データを比較することにより,参加ノードであるマイナーの挙動についても議論がなされた.

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  〔危機管理と防衛のOR〕

第12回

日 時

2018年6月21日(木)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 5階講義室K

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1)「複数橋梁の修繕スケジュールに関する数理計画モデルとその解法」
小市俊悟(南山大学)
橋梁の修繕を象徴的な例として,複数の要修繕箇所に対する修繕スケジュール案を,修繕に伴う交通規制の影響を最小化するという観点から立案する数理計画モデルが紹介された. また,その数理計画モデルにおける最適スケジュールを得るための解法についても説明された.

 

(2)「地理情報システムと最短路問題を活用した橋梁システムの評価と公共インフラの持続的管理について―愛知県豊田市とみよし市を例として―」
土谷 隆(政策研究大学院大学)
社会の高齢化と人口減少により,利便性を維持しつつ公共インフラを管理していくことが多くの自治体において重要な問題となっている.本発表では,愛知県豊田市とみよし市を例として,地理情報システムと最短路問題によるネットワーク解析により,当該領域の全道路ネットワークを考慮した上で, 橋梁を廃止した時の社会的影響を定量的に評価することが解説された.

第11回

日 時

2018年6月1日(金)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 5階講義室K

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1)「シミュレーション関連国際展示会参加からみた今後の訓練環境」
大貫 智(Behemia Interactive Simulations) 講演では5月に開催されたばかりのITEC2018(ドイツ,シュトゥットガルト)の概要報告があり,将来の訓練環境の潮流について解説があった.

 

(2)「数理計画法によるドクターヘリ基地病院の配置の分析」
鵜飼孝盛(防衛大学校)
ドクターヘリは,傷病者の発生現場近くまで,基地病院より医師・看護師をヘリコプターにより短時間で送り届け適切な病院まで傷病者を搬送するシステムである.講演では,最大被覆問題の解に基づき,わが国におけるドクターヘリ基地病院の配置を評価,分析した結果について報告があった.

 

(3) 「救急車配置のモデルについて」
諸星穂積(政策研究大学院大学)
施設配置問題の中でも,救急車などの緊急車両の配置を決める問題は長く研究されており,様々なモデルが提案されている.講演では,これらのモデルを概観した後,講演者のこれまでの研究内容がいくつか紹介された.

第10回

日 時

2018年4月26日(木)15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 講義室L

出席者

65名

テーマ
講 師
概 要

(1)「電子戦の研究動向」
河東晴子(三菱電機(株)情報技術総合研究所)
国際的な電子戦の研究者と実践者の交流学会(協会)であるAOC (Association of Old Crows)の昨年度の年次国際シンポジウムの参加報告を通じて,米国・欧州他の電子戦研究の動向が報告された.また,電子戦技術の基礎と最近の動向についても紹介された.

 

(2)「ディープラーニング実装入門」
佐藤 浩(防衛大学校)
ディープラーニングに興味に持つ人は多いが,実際に手元で動かそうとなると,現状ではハードウェア,ソフトウェアの選定・設定が煩雑であり,導入の敷居は低いとは言えない.本講演では,これからディープラーニングを始めてみたいという人を対象に,基本事項と実装周辺に関する技術を解説していただいた.

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  〔最適化とその応用〕

未来を担う若手研究者の集い

日 時

2018年6月9日(土)9:45~18:00,10日(日)9:00~16:25

場 所

筑波大学 筑波キャンパス 春日地区 春日講堂

出席者

149 名

テーマ
講 師
概 要

特別講演「最大カット問題と量子計算―常識の「嘘」も考えながら―」
今井 浩(東京大学 大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻)
講演者が大学院生だったとき、NP 困難な組合せ最適化問題の中で、 凸多面体的組合せ論の観点から最も取組みやすそうな問題としてグラフの最大カット問題をあげていた先生のセミナーに参加していたことがある。 以降、歳を重ねる中で、学部時代から指導教官のところにほぼ毎年来訪していた北米の先生の博士論文が、 実はカット多面体を軸にしたものであったということも知り、不思議な思いをもっていた。
一方、それとは独立なつもりで講演者が 2000 年から 2011 年までの長い期間関わった量子計算に関する JST ERATO/SORSTプロジェクトでは、 そのカット多面体が量子力学が古典力学と違うことを実験的に示すために提案された Bell 不等式と直結したものであることも上記で後者の先生が見出し、 半定値計画問題が古典では達成できない量子力学の限界値を与えることの周辺も研究する機会を得た。 近年色々なレベルの記事で報道されている量子アニーリングによる組合せ最適化においても、 まさしくグラフの最大カット問題を解くことが行われている。 あたかもこれまでの組合せ最適化がマイナーなものになるかのような報道もあったりしている。
このような不思議な関係を 1 つの軸にし、 他方でたとえば近似値比といった尺度に関して手段が目的化している話などの『常識の嘘』に関することをもう 1 つの軸として、 これから研究をさらに推し進める方の前で話してみたい。


最優秀発表賞
(1)「CAT(0) 立方複体上の測地線を求める多項式時間アルゴリズム」
林 興養(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
(2)「辞書選択のための高速な貪欲アルゴリズム」
藤井海斗(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)

優秀発表賞
(1)「2点素最短パス問題に対するアルゴリズム」
酒向 亮(筑波大学 大学院システム情報工学研究科社会工学専攻)
(2)「2次元一般化プロクラステス解析の SDP 緩和解法におけるランクリカバリー現象の解析」
尾形一穂(東京大学 大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
(3)「予測モデルに基づく数理計画における過大評価問題」
伊藤伸志(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻/NEC データサイエンス研究所)
(4)「二重総当たりリーグ戦における移動距離の最小化」
平野敬祐(中央大学 大学院理工学研究科 情報工学専攻)
(5)「平衡な有向グラフに対するカットを近似したグラフの疎性化」
池田基樹(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
(6)「スプリットグラフにおける 2 人プレイヤー拡散競争ゲームのナッシュ均衡の存在性」
福薗菜央佳(名古屋大学 大学院情報学研究科 数理情報学専攻)
(7)「メモリーレス準ニュートン法に基づいた非厳密近接勾配法」
中山舜民(東京理科大学 大学院理学研究科 応用数学専攻)
(8)「完全多部四点木システムからの系統樹復元」
岩政勇仁(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻)

第3回

共催 理化学研究所 革新知能統合研究センター

日 時

2018年5月26日(土)14:00~17:00,27日(日)10:00~13:00

場 所

理化学研究所 革新知能統合研究センター Meeting Rooms 1~4

出席者

39名

テーマ
講 師
概 要

(1)「Robust Optimization: the need, the challenge, the success」
Aharon Ben-Tal (Israel Institute of Technology)
The Need: Optimization problems are affected by uncertainties, either due to inaccuracy in measurements, lack of timely information on values of parameters (which incurs estimation errors), and limitation on executing accurately a computed solution (causing implementation errors). Due to these uncertainties a solution may divert from the expected optimality, and even worse; can lead to infeasibility. Consequently, there is a great need to come up with a method that can address the above difficulties.
The challenge is to introduce a methodology which on one hand will not impose on the user of the optimization the need to provide information on the uncertainties, which he cannot deliver, and on the other hand will not impose on the optimizer the need to solve intractable optimization problems, in particular dynamic (multi‐stage) ones. Robust Optimization (RO) is an attempt to meet these challenges. The talks will explain and demonstrate how this is achieved.
The success: RO created a new branch of optimization theory; this is evidence by huge number of publications addressing topics in RO. What is even more impressive is the large number of diverse applications of RO (Google Scholar lists over 46,800,000 items when one clicks "application of robust optimization"!)

第2回

日 時

2018 年5月12日(土)13:30~18:00

場 所

中央大学後楽園キャンパス3号館3階3300号室

出席者

33名

テーマ
講 師
概 要

(1)「森林資源管理と数理計画法」
吉本 敦(統計数理研究所 モデリング研究系)
森林資源管理において,森林を「いつ,どこから,どのくらい」採取するかを決めることは,古くから取り組まれてきました主要な課題の一つです.このような意思決定をサポートするツールとして, 資源の採取量あるいはそこから得られる利益の最大化と言った資源管理の目的に対して,与えられた条件下で最適な採取量・方法の在り方を探索できる最適化モデルが構築されてきました.そして, 地域的な政策や経済的な要求に対応すべく広くその開発・応用がすすめられてきました.特に,最適な時空間的配置を考慮した管理の探索ができる整数計画法は,大規模な資源開発,あるいは土地利用の変化に伴う環境への負荷を評価するアプローチとして注目されています.例えば,空間的に隣接し合う土地の利用を同時期に行うことができないという条件を加えることで,利用が空間的に分散され, 大規模な利用の創出を避けることができます.また,老齢林を取り囲む林地の集約化により生態系保護も達成しながら,資源の管理を展開することができます.本発表では,これまでに開発されて来ました最適化モデルを紹介するとともに,最近の研究成果を報告いたします.

 

(2)「樹木園種別構成問題に現れる錐最適化問題への効率的な解法の構築」
山下 真(東京工業大学情報理工学院数理・計算科学系)
樹木園の設計段階では,複数の遺伝子候補の中からどのように遺伝子を選抜するか,という種別構成問題が重要な最適化問題として需要があります.特に,遺伝子の多様性を表す制約式には,錐最適化問題と密接な関係があることが分かってきました.本発表では,種別構成問題についての基本的な数学的性質について触れた後,数理最適化アプローチに基づいた効率的な解法を紹介していきます.本発表は,Tim Mullin 氏,Sena Safarina 氏らとの共同研究の内容を含みます.

第1回

日 時

2018年3月17日(土)13:30~18:00

場 所

中央大学後楽園キャンパス3号館3階3300号室

出席者

26名

テーマ
講 師
概 要

(1)「一般化マトロイド上の安定マッチングと無羨望マッチング」
横井 優(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系)
本講演では,制約付き安定マッチングモデルを扱う. 各主体が,自身への割当てに関して集合関数で表される上下限制約をもつマッチングモデルでは,安定マッ チングは必ずしも存在しない.そしてこのモデルでは,安定マッチングや,その緩和版である無羨望マッチングの存在判定はNP困難である.本講演では,それらの存在判定問題が,各主体の許容領域が一般化マトロイド(M 凸集合族)という離散凸構造をもつ場合には,効率的に解けることを示す.

 

(2)「非リプシッツ2段階計画問題に対する最適性条件の導出と平滑化法の提案」
奥野貴之(理化学研究所革新知能統合研究センター)
本発表では,2段階計画問題として, lp (0 < p < 1) 正則化関数を最小化する問題を下位レベルとしてもつクラスを考え,この問題に対する最適性条件を与える.更に,その問題を解くためのアルゴリズムとして平滑化法を提案し,その収束解析を与える.この問題は機械学習におけるハイパーパラメータ選択において重要な役目を果たす.尚,本研究は武田朗子氏(統計数理研究所)と川名哲裕氏(東京工業大学)との共同研究である.

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イベントカレンダー
2018年度第1回ORセミナー
『Python 言語によるビジネスアナリティクス』
日時:
2018 年7月28日(土)10:00~17:00
場所:
(株)構造計画研究所 本所新館

本部SSOR 2018
-創立60周年記念事業-
特別講演:
大宮元会長、大山前会長
日程:
2018年8月29日(水)~31日(金)
場所:
水上温泉 源泉湯の宿 松乃井(群馬県)

中国・四国地区SSOR
日程:
2018年9月13日(木)
場所:
白兎(はくと)会館(鳥取市)
シンポジウム
2018年秋季シンポジウム
日程:
2018年9月5日(水)
場所:
名古屋市立大学
川澄キャンパス病院ホール

2019年春季シンポジウム
日程:
2019年3月13日(水)
場所:
千葉工業大学
津田沼キャンパス
研究発表会
2018年秋季研究発表会
日程:
2018年9月6日(木)-7日(金)
場所:
名古屋市立大学
山の畑キャンパス

2019年春季研究発表会
日程:
2019年3月14日(木)-15日(金)
場所:
千葉工業大学
津田沼キャンパス