日本オペレーションズ・リサーチ学会 2016年春季研究発表会

大会終了の挨拶

OR学会員ならびにご参加下さった皆さま

春の息吹の心地よいこの頃です。
皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて,慶應義塾大学日吉キャンパスならびに矢上キャンパスにおいて,下記の通りシンポジウムと研究発表会が開催されました。
今回は,日本OR学会統一テーマ「オリンピック・パラリンピックとOR」と2016年春季研究発表会特別テーマ「実学で切り拓くOR」を掲げました。
お陰さまで実に大勢の方々にご参加いただきまして,実行委員一同心より感謝申し上げます。
簡単ではございますが,以下に報告申し上げます。

【シンポジウムならびに研究発表会】
3月16日(水)春季シンポジウム
3月17日(木),18日(金)春季研究発表会

春季シンポジウム『ビッグスポーツイベントとOR』には 181名 の方々にご参加いただきました。
腰塚武志 氏(筑波大学名誉教授, 日本OR学会前会長)のコーディネイトの下,河野一郎 氏(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副会長),伊藤哲朗 氏(東京大学生産技術研究所客員教授,元内閣危機管理監),大西英之 氏(GEパワー&ウォーター日本代表),田口東 氏(中央大学理工学部教授)という錚錚たる講師陣による,熱意にあふれた興味深いご講演をうかがうことができました。

その後の二日間にわたる研究発表会には 450名の方々がご参加下さいました。


【特別講演】
3月17日(木)
前刀禎明 氏(株式会社リアルディア 代表取締役社長, 元アップル米国本社副社長 兼 日本法人代表取締役) 「未来を創るセルフ・イノベーション~問題発見力を磨く~」
3月18日(金)
塩浦昭義 氏(研究賞受賞者,東京工業大学准教授) 「離散凸解析の世界をひろげる」

の2件の特別講演では,S会場(地下2階マルチメディアルーム)が満席状態でした。前刀氏のお話は現実世界へのコミットの仕方に関する大変に示唆に富んだ内容であり,塩浦氏のお話は学術の世界を探求する喜びに満ちた内容でした。ご出席の皆様は堪能されたことと存じます。

【研究発表の件数】
企業事例交流会(3月17日(木)開催)には6件のご発表があり,活発な議論が交わされました。
一般講演(特別セッション,学生セッションを含む)は156件の研究発表がありました。
座長を務めて下さった皆様に,心より御礼申し上げます。
8会場に分かれてのセッションは活発な研究交流の場になったことと思います。

【表彰式】
さらに,3月17日(木)に表彰式が執り行われ,皆様が祝福される中,大宮英明 会長より授与が行われました。
受賞者の皆さま,おめでとうございました。
 ①名誉会員 茨木俊秀 氏(京都情報大学院大学 学長)
 ②普及賞  山下勝比拡 氏(元 株式会社東芝),鈴木久敏氏(筑波大学名誉教授),香田正人氏(筑波大学名誉教授)
 ③実施賞  株式会社ブレインパッド 草野隆史 氏
 ④特別賞  山元順雄 氏(公益財団法人 日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団 理事長)
 ⑤フェロー  藤澤克樹 氏(九州大学),出馬弘昭 氏(株式会社オージス総研),小沢利久 氏(駒澤大学),池上敦子 氏(成蹊大学),西崎一郎 氏(広島大学),土肥正 氏(広島大学),茨木智 氏(名古屋市立大学)

なお,学生優秀発表賞には54名の諸君が申し込まれ,鋭意発表されました。審査員を務めて下さった先生方に心より御礼申し上げます。後日,審査結果を発表させていただき,受賞者への表彰状の授与をさせていただきます。

【懇親会】
日吉ファカルティラウンジにおける懇親会には147名のご出席があり,皆様の,旧交を温め,新しい出会いに喜び...といったご様子がうかがえ,大いに盛り上がっていました。
日本OR学会長 大宮英明 氏,慶應義塾大学理工学部長 青山藤詞郎 氏のご挨拶に加えて,東北支部の次期シンポジウム実行委員長 中山明 氏(福島大学)から,山形大学で開催予定の2016年秋季研究発表会(実行委員長は古藤浩 氏(東北芸術工科大学))のご案内がありました。

【見学会】
3月18日(金)の発表会終了後には,見学会『慶應義塾大学理工学部の先端教育設備見学会―ものづくりとIEの将来にむけて―』が開催され,20名ほどの参加者に最新鋭の工作機械の稼働する様をご覧いただきました。さらに稲田周平 氏(慶應大学管理工学科准教授)によるIEの遠隔教育に関する解説をお聴きいただきました。ご参加の皆様は大いに興味をお持ち下さいました。

【企業展示】 最後になりましたが,本研究発表会を実施するにあたって,企業展示にご協力下さった企業の方々
    株式会社NTTデータ数理システム
    株式会社構造計画研究所
    株式会社オクトーバー・スカイ
    株式会社近代科学社
ならびに,アブストラクト集に広告を掲載して下さった企業の方々
    株式会社NTTデータ数理システム
    株式会社構造計画研究所
    MSI株式会社
に心より感謝いたします。

【最後に】
至らないところが多々あったかと存じますが,3月16日,17日,18日の3日間にわたる春季シンポジウム,春季研究発表会を成功裏に終えることができたのは,ご協力下さった皆様のお陰でございます。
ことに日本OR学会事務局の滝沢壽樹 事務局長が準備期間から当日まで的確な差配をして下さり,福田恵子さま,丸山奈津子さまもご尽力下さいました.
そして,何よりも全国からお集まり下さった皆様のおかげと存じております。
実行委員を代表して,厚く御礼申し上げます。

2016年3月24日

研究発表会実行委員長    栗田 治 (慶應義塾大学理工学部 管理工学科)
シンポジウム実行委員長   田村明久(慶應義塾大学理工学部 数理科学科)
研究発表会実行副委員長   松林伸生(慶應義塾大学理工学部 管理工学科)