2014年秋季シンポジウム (第72回)

日時:2014年8月27日(水)13:00~
場所:北海道科学大学
   北海道札幌市手稲区前田7条15丁目4番1号
   http://www.orsj.or.jp/~nc2014f/?page_id=27
テーマ:メタヒューリスティクスの新たなる挑戦

◆プログラム(敬称略)

講演1 「実践的問題解決のためのメタヒューリスティクス」
講師:柳浦 睦憲(名古屋大学大学院情報科学研究科)
概要:多くの現実問題を組合せ最適化問題として定式化できるが,NP困難問題に代表されるように,入力データが大きくなると現実的な時間で厳密な最適解を得ることが困難であるものがほとんどであると言っても過言ではない.このような問題に対して現実的な時間で精度の高い解を得る実用的な解法として,メタヒューリスティクスは広く認知されるようになってきている.本講演では,メタヒューリスティクスの基本的な考え方を概説したのち,問題解決のための実践的な解法をメタヒューリスティクスに基づいて作成する試みについて紹介する.

講演2 「多点探索の最前線」
講師:永田 裕一(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
概要:NP 困難問題に代表されるような難しい組合せ最適問題に対して,メタ戦略に基づく近似解法が広く利用されている.メタ戦略の枠組には1つの探索点を動かしながら探索を行う手法(一点探索)と複数の探索点を用いて探索を行う手法(多点探索)がある.本講演では多点探索型メタ戦略の中でも遺伝的アルゴリズムとメメティックアルゴリズムに焦点を当て,これらの枠組みを用いて高性能アルゴリズムを構成するための基本的な考え方を,具体例を交えて紹介する.

講演3 「実際の数理最適化問題を瞬時に解くための実装技術」
講師:久保 幹雄(東京海洋大学大学院 海洋工学系 流通情報工学)
概要:本稿では,実際問題であらわれる難しい最適化問題を短時間で解くための方法論について論じる.最適化プロジェクトを路頭に迷わせないためには,次々とクライアントから要求される付加条件や変更条件を柔軟に取り扱えること,修正が短時間で完了すること,可視化やデータ解析が容易であることが必要である.ここでは,単なる哲学ではなく,Python言語による具体的な実装例を用いてコツを伝授する.

講演4 「ニューラルネットワークとメタヒューリスティクス」
講師:山本 雅人(北海道大学大学院情報科学研究科)
概要:近年の計算機性能の向上によって,ニューラルネットワークの重み更新にメタヒューリスティクスを適用する進化型ニューラルネットワークの研究が見直されてきている.その応用範囲は,この研究が注目されるようになったロボット制御の問題だけでなく,OR分野の基本的問題であるジョブショップスケジューリング問題など多様な分野へと広がっている.本発表では,応用事例を紹介しながら今後の方向性について議論する.

講演時間:1人当たり質疑応答を含めて1時間
シンポジウムHP:http://www.orsj.or.jp/~nc2014f/?page_id=5
シンポジウム実行委員長:加地 太一(小樽商科大学)
備考:翌日の8月28日、29日に渡ってОR学会秋季研究発表会が開催されます。