2014年秋季研究発表会における学会賞表彰式後の会長メッセージ

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2014年秋季研究発表会における学会賞表彰式後の会長メッセージ
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 去る2014年8月28日北海道科学大学での2014年秋季研究発表会における学会賞表彰式後、その場で、
大宮会長から会員の皆様にメッセージが寄せられましたので、ここに広くご紹介致します。

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                                  会長 大宮 英明

受賞者の皆さん、改めましておめでとうございます。昨日のシンポジウム、本日から2日間の秋季発表会とOR学会の活動が活発に行われていることを再認識
した次第です。

さて、私の会長就任の挨拶でも述べさせて頂きましたが、実学として生まれたORは、社会や産業の様々な分野で最適・合理的な判断の支援ツールとして役立っており、近年のコンピューターの飛躍的な進歩に伴い、より複雑な問題のモデル化、膨大なデータの解析評価など、ORの利活用による新たなブレークスルー、イノベーションの創出が期待されます。

一方で、これまでわが国においては、大学を中心に高い水準の研究が行われてまいりましたが、その成果は十分に社会に還元されていないと感じております。私は、産業界とのマッチングやメディアを通じた社会に対する積極的な発信を通じ、OR学会の活性化を図りたいと考えております。

ご存じの通り、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。このオリンピック・パラリンピックのビジョンは、「安全、安心、確実な大会開催」、「情熱的で熱狂的な祝祭」、「最先端のイノベーションの発信」と言われています。これらのビジョンを実現するためには、計画・準備段階、実際の大会運営期間中、閉会後の街づくり等について、ソフト、ハード両面において、種々の複雑かつ多様な問題のシミュレーションや最適化が必要になり、まさしくORが活躍する絶好の機会になると考えています。

そこで、私は2015・16年の2年間、「オリンピック・パラリンピックとOR」という統一テーマのもと、例えば輸送系のシミュレーションや渋滞予想による人、モノの流れの最適化、エネルギーや膨大な情報の最適なマネージメント、施設のレイアウト、収容能力、ゲート配置等の最適設計、テロ・  暴動や災害時の避難シミュレーションや警備計画への反映など、社会的な課題に対する解決法の公募やシンポジウムの開催を通じ、学会の活性化と社会へのアピールを図りたいと考えております。

 詳細につきましては、今後理事会、活性化委員会で検討の上、来春の春季発表会で皆さんにご説明したいと考えておりますので、皆様の積極的な参加を期待しています。