安定分布

出典: ORWiki

【 あんていぶんぷ (stable distribution) 】

確率変数列X_{1}, X_{2}, \cdotsは独立で同一の分布Fに従うとする.このとき,任意のnに対して,ある数an,bnがあり,

X_{1} + \cdots + X_{n} \cong a_{n} X_{1} + b_{n}

ならば,Fは安定(stable)であるという.ここに,\congは分布が等しいことを表す.Fが安定ならば,0 < \alpha \le 2を満たすあるαに対して,a_{n} = n^{\frac 1{\alpha}}が成り立つ.このとき,Fα − 安定であるという.例えば,正規分布α = 2の安定分布であり,コーシー分布(Cauchy distribution)はα = 1の安定分布である.ここに,コーシー分布とは密度関数

f(x) = \frac {a} {\pi ((x-b)^{2} + a^{2})}, \qquad -\infty < x < \infty

をもつ分布である.ここに,aは正の定数,bは実数の定数である.