重い裾をもつ分布

出典: ORWiki

【 おもいすそをもつぶんぷ (heavy tailed distribution) 】

分布関数F(x)の裾F( − x)または1 − F(x)x \to \inftyのとき,指数的に減少しない,すなわち, 任意のθ > 0に対してeθxF( − x)またはeθc(1 − F(x))が発散するならば, 分布Fは重い裾をもつという. 例えば,定数a,b > 0に対して

1 - F(x) \sim a x^{-b}, \qquad x \to \infty

ならば,Fは重い裾をもつ. ここに,f(xg(x)\lim_{x \to \infty} f(x)/g(x) = 1が成り立つことを表す. このような分布の例に,F(x) = 1 − xb (x > 0)により 定義されたパレート分布がある. 一般に,\lim_{x \to \infty} h(x)/x =0となるような増加関数h(x)に対して, 1 − F(x) = eh(x)とするとき,Fは重い裾をもつ.