2019年度SSORのプログラム

29日(木)
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受付 13時~
開会 13:25-13:30
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13:30-14:40
兵藤悠也(愛県大) スマートハウスにおける屋内環境調節機能を活用した昆虫の追い出し手法の提案
佐野 葵(岐大) 人体通信を用いたサーバークライアントシステム実装のための基礎研究
大藤哲平(愛県大) マルチエージェント・シミュレーションを用いた養鶏場内の環境改善の提案
五十嵐響(愛県大) マルチエージェントシミュレーションを用いたクラス雰囲気を良くする教師表情の分析
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14:45-16:00
伊藤雅士(名大) ガイスターAIのキーパー戦略の有効性
川井一馬(名大) 限定したグラフヘドニックゲームにおける最適k提携分割
坂部将大(名大) 線形順序付け問題に対する局所探索法の効率的実現法TREEのタブー探索法への拡張について
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16:10-16:40 奥田隆史 チュートリアル講演 ORを探せ 情報システム編
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16:50-17:40
二井 克(愛県大) 機械学習による即時型システムGI/G/s/sの性能評価
坂下航平(愛県大) オンラインにおける多要素認証方式の定量的リスク評価モデル
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18:00-20:00 Bar-B-Q
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30日(金)
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9:00-9:30
坂部宏起(岐大) ns-3によるモバイルセンサノードの組合せ経路の検証
何若析(名大) 医療タスクスケジューリング問題について
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9:40-10:10 金子美博 チュートリアル講演 岐阜大学での教養教育としてのOR
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10:20-11:35
岡田寛治(名大) ROADEF/EURO Challenge 2018における2次元ビンパッキング問題に対する解表現およびその効率的評価法
近藤克海(名大) 整数制約付き形状可変長方形詰込み問題に対する発見的解法
迫田賢宜(名大) のりのり, 変形版へやわけのゼロ知識証明に対する物理プロトコル
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閉会 11:35-11:40
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2019年8月30日開催の中部支部シンポジウムのお知らせ

題名「若手研究者のためのチュートリアルシンポジウム」
日時:2019年8月30日(金) 13:30 – 16:35
場所:愛知県蒲郡市公立学校共済組合 蒲郡保養所 蒲郡荘

13:30
開会の挨拶 茨木智(日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部支部長)
13:35 -14:25
「航空ネットワーク設計モデルの研究について」 佐々木美裕(南山大学)
14:40 – 15:30
「安定マッチング問題に対するアルゴリズム研究」宮崎修一(京都大学)
15:45 – 16:35
「ソーシャルなロボットにむけた関係論的なアプローチ」岡田美智男(豊橋技術科学大学)
16:35
閉会

【2019年6月8日(土)】 OR学会中部支部講演会・懇親会のお知らせ

2019年度の第1回支部講演会を開催します.
今回は名古屋大学の情報学研究科棟で開催します.
皆様のご参加をお待ちしております.
講演会後は懇親会も用意しております.よろしくお願いします.

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★OR学会中部支部 2019年第1回支部講演会★
■日時:2019年6月8日(土)14:30-16:45
■場所:名古屋大学・情報学研究科棟1階の第1講義室
〒464-8601名古屋市千種区不老町
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/i.html
★懇親会出欠
本ページ最下部の申し込みフォームより登録してください。

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■講演1(14:30-15:30)
今堀 慎治 先生(中央大学)
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題目: 組合せ最適化問題に対する効率的アルゴリズムの設計
概要:
社会における課題を数理モデルを用いて表現すると,組合せ最適化問題とし
て記述されることが頻繁にある.本講演では,典型的な組合せ最適化問題と
して知られる,スケジューリング問題や図形配置問題などに対して,講演者
らの研究成果を中心に,数理的な手法を用いて効率的なアルゴリズムを設計
する方法について述べる.

■講演2(15:45-16:45)
浦田 真由 先生(名古屋大学)
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題目: 官民データ利活用社会の実現に向けたオープンデータ推進の実践
概要:
政府は「Society 5.0(超スマート社会)」を提唱し,AIやIoT,ロボットな
どの革新的な科学技術を用いて,社会の様々なデータを活用することで,経
済の発展と社会課題の解決の両立を目指している。2016年には「官民データ
活用推進基本法」が施行され,自治体は「オープンデータ」に取り組むこと
が義務付けられた。本講演では,自治体におけるオープンデータ推進の現状
や課題についてまとめ,観光や防災分野におけるオープンデータの活用事例
を紹介する。

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なお,講演会終了後に懇親会を開催いたします.

★懇親会(会場周辺,会費5000円程度を予定)★
17:30~
懇親会の詳細はのちほどご案内します.

懇親会は参加申し込みを終了しました。

第46回OR学会中部支部研究発表会・特別講演会 ルポ

2019年3月2日(土)に,ウインクあいち愛知県立大学サテライトキャンパスにおいて,第46回OR学会中部支部研究発表会・特別講演会が開催されました.参加者は51名 (大学関係者21名,学生27名,一般3名) でした.
研究発表会は13:00から開催され,学生による12件の発表が行われました.発表に対して最優秀賞,優秀賞それぞれ1件が授与されました.

最優秀賞は,梅田知樹さん(名古屋大学)らによる「三次元レクトリニア多面体配置問題に対する配置戦略および高速な構築型解法」に対して授与されました.これは三次元レクトリニア多面体配置問題に対して,二次元の問題に対する解法を三次元に拡張するなどして三つのアルゴリズムを提案し,計算機実験により,計算時間や充填率を評価したものです.

優秀賞は,芳野和茂さん(南山大学)による「治水インフラ施設の最適な設備更新計画策定手法の研究」に対して授与されました.これは治水インフラ施設の一つで,寿命の異なる多数の機器で構成される排水ポンプ機場の設備更新計画に関するものです.この中で同氏らは先行研究を拡張し,大型設備の分解整備や年度予算制約の緩和等を考慮した,より実用的な策定手法を提案しました.

その他にも多くの興味ある研究が発表され,また質疑・応答も活発に行われました.例年のことではありますが,若い研究者の育成とオペレーションズ・リサーチの振興に大変に有意義な発表会となったと自負しています.

研究発表会に引き続き,16:15から南山大学の福島雅夫先生による特別講演会が行われました.講演題目は「錐最適化と2乗スラック変数」でした.講演後半には、Karush-Kuhn-Tucker条件や最適性の必要条件,十分条件といった50年以上前の研究成果が参照されたこと,さらにそれが最新の研究成果でも活用されていることがとても印象に残りました.
予定していた時間を15分ほど超過しましたが,その長さを感じさせず,さらにその先を聞いてみたくなる,そんな講演でした.

支部講演会ルポ

2019年1月20日(日)に,名古屋市立大学ミッドタウン名駅サテライト(JPタワー名古屋5階)において,OR学会中部支部2018年度第2回支部講演会が20名(大学関係者16名,一般4名)の参加者を迎えて開催された.

1人目の講演者の増山繁氏(豊橋技術科学大学 工学部 名誉教授)からは,「言語・グラフネットワーク・最適化~人工知能(AI)の基礎として~」という題目で,自然言語処理とグラフネットワークについて,講演者の研究成果を含めて解説して頂いた.最初に,自然言語処理において意味をどう扱うかという問題が解説された.さらに応用例として,企業業績の要因を記事集合から抽出する,文章を段落で分ける,文章を要約するなどの研究成果が報告された.次に,グラフネットワークにおける最小辺ランキング問題や,非終端集合を伴う最小全域木問題,プラットホーム割り当てなどの研究成果が報告された.さらに,今後の課題・展望として特許文書から中心技術用語を抽出する,議員発言の事実検証を行うなどの可能性が示された.質疑応答では,情報処理技術が進んでも,価値の判断は人間の仕事として残るという興味深い話がなされた.情報処理技術とORの有効性を知り,今後の発展性・方向性を考える上で大変参考となる講演であった.

sige増山繁氏(豊橋技術科学大学)

2人目の講演は,小鷹研理氏(名古屋市立大学 芸術工学部 准教授)により「身体と視点のVirtual Reality」という題目で,講演者の研究室が作成してきた仮想現実を体験できる作品群の紹介と,作品を体験した人が受ける感覚について調査した結果が報告された.作品はヘッドマウントディスプレイや鏡を用いて様々な錯覚を与えるものであった.例えば,上を見上げているのに,下を(しかも自分自身を)見下ろして幽体離脱をしているかのような感覚を与える作品が紹介された.さらに,錯覚が体験者に与える影響,姿勢による体感の変化や,錯覚の個人差などの調査が報告された.とくに錯覚を強く感じる人と全く感じない人が,その中間程度に感じる人の層よりもそれぞれ多くなる事例が報告された. 大変面白い発表であり,聴講者は作品を体験したときの錯覚を想像しながら発表を聞かれたことと思われる.ORではあまり扱われてこなかった錯覚や体感といった問題を扱っている点,芸術と工学・認知科学の融合という点などからも大変興味深い講演であった.

kenri小鷹研理氏(名古屋市立大学)

講演に対して様々な質疑応答が活発に繰り広げられ,盛況のうちに終了した.